海峡の南

2009年10月12日 読書
父は、何を得て、何を失い、なぜ消えたのだろう?北海道を捨て、ナイチを捨て、家族を捨てた、でたらめな男。それが僕の父だった―。北海道と内地。父と息子。遠くて近い、ゆらぐルーツと奇妙な繋がりの物語。

またしても新作の長編だった。未収録の芥川賞候補作はいつ書籍化されるのか……。

北海道を捨てて関西へとやって来たものの、そこでもロクでもない商売ばかりして、結局は定住出来ずに失踪してしまった父を持つ息子が主人公。

現在は、祖父が危篤状態なので、北海道へ来ているのだが、少年時代を過ごした神戸や大阪の話が交互に展開され、時系列が行ったり来たりするので読みにくい。

北海道へは、はとこの女と一緒に訪れる。表面上は親戚という事になっているが、実際には男女関係になっている。

過去部分では、怪しげな色気で父を絡め取る美女の娘が出てくるのだが、母親に似て娘もどこかおかしい。主人公と初めて出会った時、その少女は……。ぱんつはいてません! 何でパンツはいてないのか謎である。

どうでも良い内容なのだが、パンツはいてない美少女が強烈に印象に残った(笑)。

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