最後の息子

2009年10月21日 読書
新宿でオカマの「閻魔」ちゃんと同棲して、時々はガールフレンドとも会いながら、気楽なモラトリアムの日々を過ごす「ぼく」のビデオ日記に残された映像とは…。第84回文学界新人賞を受賞した表題作の他に、長崎の高校水泳部員たちを爽やかに描いた「Water」、「破片」も収録。爽快感200%、とってもキュートな青春小説。

第117回芥川賞候補作「最後の息子」
第118回芥川賞候補作「破片」収録。

キャッチに「爽快感200%、とってもキュートな青春小説」とあるけど、ちっともキュートじゃなかった(汗)。

初手から文章は上手いのだけど、やっぱりホモ絡みなんだね(汗)。表題作は、オカマと同棲してヒモ状態の駄目男が主人公の、どうでも良い日常。ホモ公園で、ホモ狩りで殺された“大統領”も物語には絡んで来るのだけど、結局、仇討ちはされないままだし。

「破片」はホモ小説じゃなかったけど、その代わりに、出てくる弟が飲み屋の年上女に入れ込んで、ストーカーの一歩手前などうしようもない話。主人公が付き合っている相手も、ブランド物が欲しいからと、一緒に住んでいる家からテレフォン・セックスのバイトをするような糞女だし。どうでも良い内容だった。

芥川賞の候補作になっていない「Water」は、高校の水泳部を書いた青春小説なので、一番読めるけれども、やはりホモが出てくるんだね(汗)。なんで無理やり同性愛な男を入れようとするの?

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