「未来視」能力を持つ優希と、バリバリの科学信奉者、真也の通う高校に狐の呪いを呼ぶという「不幸の手紙」が流行りだした。同じ頃、夏の鎮守祭を調べ始めた赤城と、民俗研の後輩涼子は、その縁起に「狐の祟り」が関係していることを知る。しだいに学校中に広がる「不幸の手紙」。続出する怪しい出来事。手紙と鎮守祭に共通する「狐の呪い」とは何なのか?そして少女の「未来視」能力が示唆した思いもよらない真実とは―。青春ラブ・ミステリー第2弾。

題名が夏祭りだから、夏場に読むつもりが、すでに秋(汗)。「幽霊には微笑を、生者には花束を 」の続編。

狐巫女が町に出現し始め、「不幸の手紙」が流行り出す。未来視能力があるが故に巻き込まれてしまう優希を助けるため、真也が動くのだが、夏の鎮守祭と過去の事件が現在にまで影響を及ぼしている事が分かってくる。

過去と未来が互いに絡んで来るのが上手い。飛田甲は寡作だけど、完成度はそこそこ高いと思う。というより寡作だからこそ、それなりの水準を保てるのか。この作品で活動が止まっているのが残念。やはり、中身が残念でも乱発出来るラノベ作家のほうが強いのか……。

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