英国・フランス楕円球聖地紀行(洋泉社新書003)
2009年10月19日 読書フルタイムのラグビー・ウオッチャー中尾亘孝が、楕円のフットボールの母国、英国四協会の“聖地”トゥイッケナム、マレイフィールド、アームズ・ハーク、ランズダウン・ロードへとその身をリリース!W杯観戦遍歴の日々を連ねる。のみならず、かつて自身が若き日を過ごしたフランスも再訪。日本人にはサッカー日本代表が初のW杯を戦った地としてしか認識されていないフランス南西部の都市トゥールーズの知られざるディーフなラグビー・タウンとしての姿に触れつつ、北半球一のラグビー・マッド地帯の文化風土にハマる道中記。
結構早く品切れ状態になってしまい、見つけるのに苦労した。楕円球聖地って何かと思ったら、楕円球はラグビー・ボールの事か。聖地は、秋葉原が呼ばれているような意味合いで、別に宗教は関係無し。
ラグビーに人生を賭けていると言っても、言いすぎにはならないんじゃないかと思うような筆者の、気合が入った一冊。学術書系統の内容ではなく、紀行文やエッセイに近い方向で書かれているので、ラグビーなんて何の興味も無かったのだが、結構楽しめた。
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