債権取り立ての法律学(洋泉社新書005)
2009年10月20日 読書取り立ての極意、倒産整理の荒業、裁判の無力と強制執行の実態…。カネをめぐる修羅場の攻防を、「債権回収の帝王」の異名をとる取り立てのプロフェッショナルと、『裁判の秘密』を著して司法界を震撼させた異端の弁護士が、実体験と法律知識を踏まえながら縦横に語り尽す。
債権に関する法律理論が書かれた本ではないので注意。実際に取立て屋として実戦を経験した者による生々しい話である。理論と現実の壁が大きすぎる。やはり、この国はまだまだ法治国家としては拙いのだろう。奇麗事しか知らない法曹に対する弊害も指摘している。
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