<子>のつく名前の女の子は頭がいい(洋泉社新書045)
なぜ、現代の若者は両親や教師と言葉が通じないのか?なぜ、彼らは本能的な衝動を抑制できなくなったのか?それを解くカギは“子”のつく名前とつかない名前の違いにある!理解を絶するメディア新世代である若者の名前を追跡することで、マスメディアが両親に与えた影響と大衆社会のコミュニケーション・システムを追跡する若き社会学者の画期的成果。

メディアによる教育に対する社会学的影響を“子”のつく学生の成績等をデータに論評している。だが、抽出データの取り方及びその母体数の少なさ、また、母体の選択自体に恣意的なものを感じる。しかも、テレビによる影響と“子”のつく学生の成績をこじつけただけの、論理の飛躍が見られる。都合の良い調査結果だけで構築しているし。

“子”のつかない名前を持つ女性が気分を悪くするんじゃないのか!? あとがきも、この内容に反論する知識人を貶めているだけで非常に見苦しく、読者を納得させるだけの論理構成が全くなされていない。

これ、新書以前に単行本で出ていたのか。大昔は、“子”のつく女性が頭良かったんかね? 今や、ゆとり親がぱねぇ名前ばかりつけるから……。むしろ、「ぱねぇ名前をつける親は頭が悪い」という展開のほうが面白そうなんだけど。

DQN名に“子”をプラスしたら、頭が良いのか悪いのか、よく分らない名前になるよね。岡崎祥久の「独学魔法ノート」に出てきた“まれん子”みたいな……。

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