学問、芸術、技術など様々な分野に優れた人材を輩出し、アメリカ社会に多大な貢献を果たしてきたユダヤ系移民とその子孫たち。しかし、その成功の物語は、民族のアイデンティティ喪失の危機と常に隣り合わせであった。一世の貧困、二・三世で開花した才能、そして消えることのない反ユダヤ主義の脅威―本書では、ユダヤ系アメリカ人の四世紀にわたる歴史を、豊富なエピソードを織り交ぜて描きながら、エスニック・アメリカがはらむ複雑な問題を、多角的に浮き彫りにする。

アメリカの内部に入り込んだユダヤ人の歴史と現状。高利貸しシャイロックにみられるように、イメージが先行してしまい、色眼鏡で見られる事が多いユダヤ人だが、この問題はより複雑で難解。

欧州よりも緩やかで、ユダヤ人がアメリカ社会の中に入って行く余地は大きかったとはいえ、そこにも差別は存在した。個人レベルでは悲劇であるが、民族全体として考えると、それなりの言動もしている訳だし。

ホロコーストの問題も避けては通れないが、自分達がやれれた事を、今度はパレスチナ人にやっているようでは……。毒ガスは使用していないにしても、狩り感覚でパレスチナの少女を兵士が撃ち殺しているし、殺している相手はテロリストだと主張して、占領した土地にいる一般人を虐殺してますからね。ユダヤ人にとっては、学校にいる子供や、病院にいる患者や、赤十字のスタッフもテロリストなようで(苦笑)。

セルビア人の民族主義者が同じ事をやると戦争犯罪人なのに、ユダヤ人が他の民族を虐殺しても、米国中枢に巣食うユダヤ系アメリカ人の圧力で無罪放免というのは、納得出来ない。他人の土地を占領しての虐殺行為なんて、北朝鮮ですらやってないんだけど。

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