仏果を得ず

2009年11月7日 読書
“好き”が過ぎるとバカになる。でも、そんなバカならなってみたい。文楽に賭ける若手大夫の熱い青春。直木賞作家が愛をこめて語ります。

文楽を題材にしているので、身近に感じられず、あまり食指が動かなかったのだが、読み始めると面白い! 文楽に馴染みが無くても楽しめる。これ、三浦しをんの中で最高なんじゃないのか!? これが直木賞だったら文句無いところなんだけど。

文楽というのは太夫、三味線、人形遣いの三業で成り立つ三位一体の演芸であり、主人公は太夫。師匠に命じられ、気難しそうな三味線の先輩と組まされる事に。この先輩、腕は確かなのだが、特定の太夫とは組まず、孤高の人といった感じ。決まった相手とやらないのには訳がありそうなのだが……。

本業の合間には、小学校へ行き、子供達に文楽を教える。その中に熱心な女の子がいて、超可愛い! その娘を家まで送ったところ、母親と知り合うのだが、美女だったものだから惹かれてしまう。

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