普通の大学生、鏡公彦18歳。ごくごく平均的な、何気なくコンビニエンスストアに行こうと思って出かけただけの夜。運悪く、最悪なことに目下殺人中の灰掛めじかに出会ってしまう。それを「見て」しまった責任を取らされる公彦。それは、めじかの「殺人の動機」を1週間の期限で探ることだった―。―ここから始める。ここから始まる―。「鏡家サーガ」入門編、遂に幕開け。

説明文に、“入門編、遂に幕開け”とあるのだけど、ここから入門編としてシリーズ化して行くのか? ラスボスの例え話とかもあるので、書く気満々なのかもしれないけど。とりあえず、初期作品があまり売れず、「クリスマス・テロル」でクリスマスじゃなく作家テロルな感じで大暴れしちゃった頃が懐かしいよね(笑)。

まだ普通の大学生な、鏡公彦が殺人現場に居合わせてしまった為、トラブルに巻き込まれて死にそうになる。殺人鬼は灰掛めじか。目撃した責任を取って、自分が人を殺す動機を推理しろと強要して来るのだが、断って逃げようとしたところ、とてつもなく厄介な事になってしまう。

鏡稜子が物語をサブカルチャー方面に脱線させすぎる。今回は脇役なはずなのだが、キャラ立ちしすぎて、灰掛めじかを喰ってしまった気がする。

登場キャラのネーミング・センスとか、異様に長い一人語りとか、ゲーム感覚な殺人とか、だんだん西尾維新に似てきたなぁ……。

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