男性客相手の風俗のバイトをしている十七歳の高校生怜司は、新宿の「二十四時間制ロッカールーム」のひとつを契約し、夜のひと時を狭い箱の中で過ごしていた。ある日、そこで床にただ座り続ける中年男を見かけた怜司は、次第に中年男に惹かれていく。そして住所を突きとめ、彼が経営する倉庫でバイトを始めるが、朗らかなパートの中年女性達に囲まれて、少しずつ世の中との関わりを学び、受け入れるようになる。しかし、かつて「客」だった男が国語教師として着任してきて…。
第26回すばる文学賞受賞作。
契約方式のロッカールームで、借りたロッカーの中に潜み、他の客を観察するキモい男子高校生。風俗系のお誘いも受けており、ホモ相手に男娼じみた事も平気でしている。
ロッカーから盗み見た中年男性が気にかかり、居場所を突き止め、その男が経営する会社の倉庫でアルバイトをしたりと、ストーカーじみた行為まで。そのうち、客の一人が教師として着任し、かなり厄介な事になる。
ロッカーに隠れて覗いたり、ストーカーみたいな事をしたり、ホモだったりと、最初から最後まで、ひたすら気色悪いだけの主人公だった。同級生美少女のフラグが立ちまくっているのに、無視し続けるのにも萎えた。もったいないお化けがたくさん出た。
コメント