世界のキズナ 2 桜舞う世界で微笑う君
2009年12月21日 このライトノベルがすごい?ある春の日、目覚めると世界は混沌だった。破壊したはずの空間アンカーが甦り、再び多次元の地球がごっちゃになって、ロボットやら虫人間が学校や街へと現れ始めたのだ。調査を始めた沙織と僕たちの前に、このままでは、世界が宇宙ごと消滅するという事実が明らかになる。そのうえ別のルートからアンカーを追跡していた沙織の元カレも登場し、さらに状況は混迷&デンジャラスに!奇妙でキュートな混沌世界アドベンチャー第2弾。
伏線も何も無く、1巻だけできっちり終わっていたので、どうやって続けるのかと思ったら、ちょっと強引な展開。
時空混在現象を体験した核恒星系統一機構が、今度は人為的に再現させてしまう。実験自体は成功したものの、前回のラスボスとなったものの意識体が逃亡し、再び危機が訪れる。
再び時空混在現象に巻き込まれてしまった魚津庸介。核恒星系統一機構から来たザラックと合流し、この現象を安定させている中和装置の警護を頼まれる事になる。しかし、警護する対象は、ただの機械じゃなくて、見た目が銀髪の少女だった。
逃亡した意識体は、動物を乗り換えながら成長して行き、なかなか捕まらないのだが、捕獲チームがザラック達で、主人公は女の子にしか見えない中和装置の警護担当なので、いまいち盛り上がらない。前回出てきて仲間として戦った人々も、今回は記憶を改変されたために脇役扱いだし。ラストは沙織を守るために魚津庸介も戦うのだが、台詞が非常に青臭い。
詰め込みすぎ感がなくなった分、1巻よりはスッキリした展開になっているけど、はっちゃけ方も少なくなってしまったかな。
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