ユーロは世界を変える(平凡社新書005)
2009年12月27日 読書ついに発足した欧州統合通貨ユーロ。しかしそれはほんの始まりにすぎない。ドルとの対決、日本への影響、政治統合のゆくえ……。ユーロは世界をどんな姿に変えていくのか?
書かれたのが99年なので、データとしては古く、過去の出来事と化しているが、今でも一読するだけの価値はあると思う。
通貨統合という人類史上稀有の壮大な実験が、いかにして成し遂げられたのかを知る事が出来る。まだ結果が出ていない時代に書かれているので、通貨としてのユーロを見る目は半信半疑と言った感じ。その後の動向を見れば、ユーロが世界を変えたかどうかは一目瞭然であるが。
今後は、ドル、ユーロ、元の三極構造になって行くのだろう。何もかもが駄目になって没落の一途をたどる何処かの島国で使われている円は、ただの地域通貨に過ぎなくなるのだろう。最悪、膨れ上がった借金の重みで自壊し、デフォルトにより紙切れと化す可能性もあるけどね。
「こんなものまで持っていやがったぜ! 今じゃあケツをふく紙にもなりゃしねってのによぉ!」(Zのメンバー)
つまりこうなる訳ですねわかります!
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