アシュトン・カッチャーが、心理学を学ぶ大学生を演じる。彼は子供のころの日記を読み返して、自分の過去を訪れ、トラウマになっている出来事を変えることができることに気づき、以前の不幸な結果を良くしたいと願う。だがその代わりに、「バタフライ・エフェクト」というカオス理論による向こう見ずな経験が、悪夢のように続く様々な出来事となる。どの出来事も彼や彼の友人たちにとって悲惨な結末となる。この興味深い前提条件は、いくつかの面白いひねりによって探求されるが、児童ポルノ、動物虐待、神を冒涜する暴力的な子どもたちといったわき筋によって娯楽映画と呼べる作品になっている。

過去改変を試みる作品の中では、秀作だと思う。時々、自分の記憶が無くなる主人公。様々な事件が未来を悲惨なものに変えて行く。主人公は青年になってから、自分の過去改変能力と、記憶が欠如している理由を知ってしまうのだが、ヒロインを救おうとすればするほど、どんどん悪い方へと転がって行くのが哀れ。

青年の記憶が欠如している部分は、ただの記憶喪失ではなくて、後で……ために空白となっている。途切れている記憶が後半で埋まって行くのは、なかなか上手く出来ている。

しかし、過去をどう転がしても、ハッピーエンドが無いんだね。彼女を助けるため、全ての接点を断ち切ってしまうのが可哀想すぎる。見知らぬ他人同士として街角ですれ違って行く二人に、全米が泣いた!

一部のDVDだと、別ENDも入っているみたいなのだが、え!? 全部で4つもあるの?

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