SFを極めろ!この50冊
2010年2月1日 読書 コメント (4)まだ読んでいない人はすぐ、すでに読んだ人はもう一度、読みたまえ!「宇宙軍大元帥」野田昌宏がズバリ教える、SF読書の傾向と対策。海外SF50冊を厳選し、詳細な解説を加え、SF読書の無限の楽しみを名調子で語りつくした、これぞSF読書案内の決定版!
今は亡き宇宙軍大元帥、野田昌宏が薦めるSF50冊。サンリオSF文庫みたいなレア・アイテムは入っていないので、頑張ればどうにかなるレベルのものなのだが、結構古い物が多いので厳しい。近所の図書館は新しいので、古い年代の蔵書が無いんだよね……。
気になっていた本は、ますます読みたくなり、気にならなかった本も読みたくなり、困った状態に。エドガー・ライス・バロウズなんて図書館に無いじゃないか。品切れ絶版だし、新古書店でも並んでないじゃないか。プレミアムついたボッタクリ価格のものを買う気にはなれないし。
とりあえず、50冊のうち、読んだのは「タイムマシン」「宇宙船ビーグル号」「夏への扉」「九百人のお祖母さん」「世界の中心で愛を叫んだけもの」「愛はさだめ、さだめは死」「大いなる旅立ち」の、僅か7冊という結果が。これでは、まだまだSF者とは言えませぬな。
50冊は以下のとおり。
01 『月世界へ行く』 ジュール・ヴェルヌ
02 『タイム・マシン』 H・G・ウェルズ
03 『火星のプリンセス』 エドガー・ライス・バロウズ
04 『大宇宙の魔女』 C・L・ムーア
05 『宇宙のスカイラーク』 E・E・スミス
06 『時のロスト・ワールド』 エドモンド・ハミルトン
07 『火星年代記』 レイ・ブラッドベリ
08 『われはロボット』 アイザック・アシモフ
09 『宇宙船ビーグル号』 A・E・ヴァン・ヴォクト
10 『幼年期の終り』 アーサー・C・クラーク
11 『人間以上』 シオドア・スタージョン
12 『火星人ゴーホーム』 フレドリック・ブラウン
13 『虎よ、虎よ!』 アルフレッド・ベスター
14 『地球人のお荷物』 ポール・アンダースン&ゴードン・R・ディクスン
15 『夏への扉』 ロバート・A・ハインライン
16 『タイム・パトロール』 ポール・アンダースン
17 『ゲイルズバーグの春を愛す』 ジャック・フィニイ
18 『ソラリスの陽のもとに』 スタニスワフ・レム
19 『恋人たち』 フィリップ・ホセ・ファーマー
20 『地球の長い午後』 ブライアン・W・オールディス
21 『猫のゆりかご』 カート・ヴォネガット・ジュニア
22 『デューン 砂の惑星』 フランク・ハーバート
23 『ジョナサンと宇宙クジラ』 ロバート・F・ヤング
24 『アルジャーノンに花束を』 ダニエル・キイス
25 『バベル-17』 サミュエル・R・ディレイニー
26 『光の王』 ロジャー・ゼラズニイ
27 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』 フィリップ・K・ディック
28 『闇の左手』 アーシュラ・K・ル・グィン
29 『リングワールド』 ラリイ・ニーヴン
30 『九百人のお祖母さん』 R・A・ラファティ
31 『世界の中心で愛を叫んだけもの』 ハーラン・エリスン
32 『ヴァーミリオン・サンズ』 ヴァーミリオン・サンズ
33 『ストーカー』 A&B・ストルガツキー
34 『夜の大海の中で』 グレゴリイ・ベンフォード
35 『ノーストリリア』 コードウェイナー・スミス
36 『愛はさだめ、さだめは死』 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
37 『ゲイトウェイ』 フレデリック・ポール
38 『無伴奏ソナタ』 オースン・スコット・カード
39 『竜の卵』 ロバート・L・フォワード
40 『いさましいちびのトースター』 トーマス・M・ディッシュ
41 『銀色の恋人』 タニス・リー
42 『ソフトウェア』 ルーディ・ラッカー
43 『ニューロマンサー』 ウィリアム・ギブスン
44 『蝉の女王』 ブルース・スターリング
45 『ハイペリオン』 ダン・シモンズ
46 『銀河おさわがせ中隊』 ロバート・アスプリン
47 『凍月』 グレッグ・ベア
48 『ジュラシック・パーク』 マイクル・クライトン
49 『ヴァーチャル・ガール』 タニス・リー
50 『大いなる旅立ち』 デイヴィッド・ファインタック
コメント
あ、バロウズは、ここ数年ぐらいの間に文庫再販されてたのを懐かしく見た記憶が有りますから(デジャーソリスのイメージがちょっとネ)そちらを探すと分厚いのが数冊(これ、それなりに長いシリーズの1巻目です)見つかるはずですw
この並びだとホラーとファンタジーも混じってしまってますねぇ...
そうだなぁ再読しても楽しめそうなのは 『無伴奏ソナタ』 に『虎よ、虎よ!』ぐらいかなぁ?
シルバーヴァーグが入ってないのは残念だし、日本人作家が居ないのも^_^;