ひかりの剣

2010年2月8日 読書
バブル景気真っ盛りの1988年、東城大医学部剣道部の猛虎、速水晃一、帝華大医学部剣道部の伏龍、清川吾郎、剣の才能を持つふたりの男が、全存在をかけて戦う。そしてその戦いの陰には、帝華大から東城大佐伯外科に招聘された阿修羅、高階顧問の姿があった。医療ミステリーの旗手が放つ、初の青春小説。

他作品とリンクしているけど、医療ネタから離れて青春小説になっている。時系列としては随分と遡り、バブル経済真っ盛りな、日本経済の黄金期が舞台となる。

医学部剣道部に所属する二人の若者。東城大の猛虎、速水晃一と、帝華大の伏龍、清川吾郎が剣道で激突する。しかし、定番通りに話は進まず、準決勝で激突した上、優勝はどちらでもなく、脇役の坊主軍団に。

帝華大のほうに、マネージャーとして入ったのに、何故かとてつもなく強い、朝比奈ひかりという女性が! 題名は「ひかりの剣」だし、これは、二人の青年ではなくて、ひかりが主役だったんだなと、読み進めるが……。

途中から、二人が修行で強くなりすぎて、決勝戦で対決する事に。結局、作者に振り回されすぎて、誰を主役として読めば良いのか混乱し、上手く物語の波に乗り切れなかった。

「ひかりの剣」なのだから、朝比奈ひかりを中心にして書いてくれたほうが萌えたのに(笑)。

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