追い払うことも仲良くすることもできない男が、オレの六畳で暮らしている……。二人の男の短い共同生活を奇跡的なまでのみずみずしさで描き、たちまちベストセラーとなった第三十四回文藝賞受賞作!
第34回文藝賞受賞作。
あまり好きではなかった過去の友人がいきなり訪ねて来て、暫くの間泊まらせてくれと、主人公の青年にお願いする。本当は嫌だったのだが断りきれず、居候を抱え込む事に。
青年の彼女も二人に混ざって来るのだが、酒を飲んだりラーメンを食べに行ったりと、見事なまでに日常が繰り広げられ、何も起こらないまま終わってしまった。彼女を寝取られ、酷い目に遭うのかと思ったのだが。泥酔状態で見てしまった二人のキスは、夢だったのか、彼女が誤魔化しているだけなのか、真相は謎のまま。
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