タイムマシン

2010年3月17日 読書
1988年、15歳の僕たちは、ドイツ・ケルン市に巨大なタイムマシンを作り上げた。世界初の時間旅行をめざして―スイスにある厳粛な寄宿学校を退学になった13人の少年たちは、一度は世界中に散らばるが、ドイツに再び集結する。仲間とタイムマシンをつくるために。「タイムマシンだと、ふざけるな」「君たちくらいの年頃は、そういうつまらないことに興味を持つものだよ」そんな理解のない大人たちも、しだいに少年たちの熱意に動かされていく。やがて、少年と父親たちの手によって組み立てられたタイムマシンは、みんなの“希望”を乗せて動き出すのだった。果たしてタイムトラベルは成功するのか?少年たちの未来は?気鋭の科学者が、自身の体験をもとに記す青春ストーリー。

日経BP社から出ているので、もっとしっかりしたタイムマシンなのかと思っていたけど、ゆるめの児童向けフィクションなんだね。寄宿学校を退学になった少年達が集まって、タイムマシンを作ろうとする話。

最初から実現不可能としか思えないのだが、何かひとつ位は捻りが効いて来るのかと思ったけど、SF的なオチもファンタジー的な結末も無いまま終わってしまった。普通すぎるじゃないか。これでは、ウェルズの足元にも及ばない。

一応、少年の頃に夢見た話が元になっているという設定なのだけど、数々の経歴詐称疑惑から考えると、それ自体が疑わしい。

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