一五五六年。戦国の大名がいまだ未成熟の時代。勢力図を拡大し続ける戸沢家、児玉家の両雄は、もはや開戦を避けられない状態にあった。後に両陣営の命運を握ることになるその少年・小太郎のことなど、知る由もなかった―。
題名がこれだから、絶対に風魔小太郎が主人公で、北条方の忍者が出て来る時代物だとばかり思っていたら、全然違った……。
西国で、戸沢家と児玉家が勢力を拡張した結果、戦う事になってしまうのだが、それ誰? みたいな感じ。「信長の野望」とか「太閤立志伝」をプレイすると、毛利方の武将で戸沢とか児玉とか出てきた気がするので、マイナーすぎてよく分からないけど、きっと実在する人物とか何かなのであろう。
が、主人公となる小太郎に至っては、風魔どころか、完全に無名の存在。頭が足らず、爺さんと一緒に山中に篭っているだけの少年なのだが、左腕で火縄銃を撃ったところ、恐るべき凄腕のスナイパーである事が分かってしまう。この才能を求め、戸沢家と児玉家の争いに巻き込まれてしまうのだが、いまいちノリ切れない展開のままで終わってしまうのが残念。
名も無き小太郎であるが、実は立身出世して行き、この者が後の世に●●●●と呼ばれるのであった、みたいな展開を期待していたのに、無名のまま終わって山に戻って行くなんてOrz
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