かのこちゃんとマドレーヌ夫人(ちくまプリマー新書128)
2010年4月13日 読書かのこちゃんは小学一年生の元気な女の子。マドレーヌ夫人は外国語を話す優雅な猫。その毎日は、思いがけない出来事の連続で、不思議や驚きに充ち満ちている。
マドレーヌ夫人って何者なのかと思ったら、猫なのか。外国語を話す猫という設定だけど、この外国語というのは犬語の事である。かのこちゃんの家で飼われている老犬と出会い、種族の壁を乗り越えて夫人に納まっている。
ホルモーや鹿男と比べたら、不思議成分は少なめだけど、ほのぼの系で楽しい。かのこちゃんの父親が鹿と話せるという設定なのだけど、鹿男と繋がってる?
指を吸わなくなった途端、世界が急激に広がって行くかのこちゃんの覚醒が面白い。意味もよく分からないままに、「刎頸の友」なんて言葉を小学一年生が覚えて使うのは怖いけど。こんなの、大人でも知らない人いるだろ? 読める? 意味は?→刎頸の友
うんこ茶柱は笑ったけど、成長したら、きっと黒歴史と化す事だろう。
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