迷宮学事件

2010年4月18日 読書
迷宮と迷路は混同されがちだが、構造も、意味も全くの別物である…。高名な隻腕の建築家・東間真介は、自ら設計した、地上部分は左右対称、地下は迷宮構造の屋敷に住んでいた。そこで起きた鏖殺事件。迷宮内の密室で、真介の遺骸は年齢退行をした赤子の姿で発見され…。今、貴方の心奥の昏い迷宮も疼き出す。

デビュー作の続きじゃないのか。建築家が設計した左右対称の屋敷、そしてその地下には迷宮が! 密室状態で死んでいた妻と謎の赤子、そして行方不明となったままの建築家げ。未解決のまま迷宮入りした事件の謎を解くため、北龍館の家主である姉妹と友人、そして下宿人の恭太郎が現場へ向かう。

迷宮に関する薀蓄は結構面白かったけど、波乱万丈展開とはならず、あまり盛り上がらない結末だった。人物描写も薄口で、あまり惹かれない。とりあえず、一作目みたいなDQNネーム・オンパレード状態じゃなかったのは良かった。

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