母を亡くし、父が蒸発してしまった姉妹「きょう」と「あす」。貧しいけれど、夢と希望と節約をかかげて生きる姉妹の暮らしぶりを描いたハートフル・ストーリー。

いよいよ最終巻。父がつくった借金の原因が明らかになるが、どんな理由があれ、娘二人を置き去りにして失踪する時点で、父親どころか人間失格である。最後にチラリと登場するのだが、再開によるハッピーエンド的なものには終わらない。

それにしても、金持ちの叔母さんがいるのだから、無理やり新聞配達を続けなくても、素直に養ってもらえば良いと思うのだが。労働というものはある意味、時間(人生)の切り売りな訳だから、物凄く勿体無い。子供には、子供時代にしか経験出来ない事が山ほどあると思う。労働なんて、後で死ぬ程(文字通り死ぬ人もいる)出来るのだから。

貧乏って嫌だよね。子供は親を選べない。親の生活レベルで自分の可能性が限定されてしまうのは不公平だと思う。日本の格差社会も、このまま勝ち組と負け組で階層が世襲化して行くのだろうな。

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