2006年5月4日 映画

ISBN:4092903103 単行本 橋本 恵 小学館 2004/04/28 ¥1,575
かつての親友であり、今は敵対する半バンパニーズのスティーブとの闘いで、主人公ダレンは、師のクレプスリーを亡くしてしまいます。父のように慕っていた師だけに、ダレンの苦しみは重いものがありました。前巻で大きなクライマックスを迎え、この巻から新しい展開が始まります。さらにストーリーは盛り上がり、ダレンの心境は涙なくして読めません。そして親友ハーキャットの正体がわかります。精霊の湖に眠るハーキャットの正体は意外にも!

バンパニーズ軍団との戦いはひとまず置いて、新展開に。謎の男ミスター・タイニー(悪魔みたいな不思議なやつ。恐らく人間ではない)が死体から造り出して奉仕させているリトル・ピープルという不気味な存在。通常は意思も持たず、言葉も話さないのだが、ハーキャットというリトル・ピープルだけは自ら意思を持ち、ダレンと共に戦ってきた。今回は、ハーキャットが生前何者であったのかを探るために、ミスター・タイニーに別世界? まで飛ばされてしまう。シリーズ通してダーク・ファンタジーっぽかったけど、今回だけは趣が違う。異世界(本当は異世界じゃないけど)だし、竜も出てくるし、普通のファンタジーっぽい。

またしても続きが借りられています。
なかなか読み進めませぬ……。
ISBN:4569558496 単行本(ソフトカバー) 土居 健郎 PHP研究所 1997/10 ¥693
神と人間の関係を「甘え」理論で読み解いた深くのびやかな思索の書。 日本人の心性の特徴として知られる「甘え」は、人間の感情に普遍的に見出すことができる。このような視点から、神と人間の関係を「甘え」理論で思索する。

基本的にキリスト教は嫌いなのですが(というよりも、全ての宗教が嫌いなんだけど)、これはちょっと考えさせられるモノがありました。多くの人の正当な自己主張は、実は「妬み」だというジーザス・クライストの説教。しかし、それは「妬み」であると指摘はしても、「妬み」自体を否定している訳ではない。人間、誰しも「妬み」から開放される事は無いんだろう。まさに煩悩のひとつ!? 単なる妬みならいいんだけど、正統な理由を有した妬みとなると、厄介なんだよなぁ。
ISBN:4063724573 コミック 山崎 さやか 講談社 2005/08/23 ¥540
憧れの女優・長谷川奈々子とドラマで共演できたはるか。だが、このドラマ出演はファインプロの崎谷がはるかを引き抜くための策略でしかなかった! 崎谷は「ウチにくれば、これからも奈々子と共演できる」とはるかを甘い言葉で誘い、一方、社長・福原には移籍を承諾させるため、ある1枚の写真を見せ「これが世に出たらどうなるか分かりますよね」と脅していた。

ライバル会社からの圧力で、次々に仕事を失っていくはるか。マネージャーともう1人のタレントにも別会社から引き抜き工作がかかり……。なんだか非常に嫌な展開になっていくのだけど、実際にこういうのはいくらでもあるだろうし、生々しい。芸能界だけじゃなくて、手堅く見えるような世界でも、裏では魑魅魍魎が跋扈しているからね。むしろ、まともな業界なんて存在しないのではなかろうか。とにかく、この巻は憂鬱になるような展開ばかりが待ち受けている。

わくらば日記

2006年4月30日 読書
ISBN:4048736701 単行本 朱川 湊人 角川書店 2005/12 ¥1,470
昭和三〇年代。当時私は東京の下町で母さまと姉さまと三人、貧しいながらも仲むつまじく過ごしておりました。姉さまは、抜けるように色が白く病弱で、私とは似ても似つかぬほど美しい人でしたが、私たちは、それは仲の良い姉妹でした。ただ、姉さまには普通の人とは違う力があったのです。それは、人であれ、物であれ、それらの記憶を読み取ってしまう力でした…。小さな町を揺るがすひき逃げ事件、女子高生殺人事件、知り合いの逮捕騒動…不思議な能力を持つ少女が浮かび上がらせる事件の真相や、悲喜こもごもの人間模様。現代人がいつの間にか忘れてしまった大切な何かが心に届く、心温まる連作短編集。

朱川湊人、初めて読みましたが、なかなか上手い。高度成長期以前の、貧しくてもまだ心に余裕があった時代の情景がきれいに描写されているし。きっと、かなりのオッサンなのだろうと思ったら……、意外に若いです。ごめんなさい。文体が若くないから、50代くらいの親父が書いているのかと思ってしまった。

物や人を手掛かりに、過去の出来事を視る能力を持つ姉と、いかにも下町娘という感じの妹の物語。姉の特異な能力故に、警察に(半ば強引に)依頼されて、未解決殺人事件の現場で透視する破目になったりもする。登場人物は同じで、5つの短編から成る。

タイタニック

2006年4月29日 映画
DVD 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2004/07/23 ¥2,079
タイタニック号の引き揚げ作業を行っていたチームが、船内から1枚のスケッチを持ち帰った。報道されたテレビを見て、その絵のモデルだという102歳のローズが名乗り出た。そしてローズは、船が沈没したあの夜のできごとを語りだす…。

衛星放送でやっていたらしく、親が「ビデオに録画しないと!」と慌てていました。まあ、私は観る気になれなかったのですが……。これ、女性には非常に人気が高く、意外に男性はけなす人が多い気がします。なんかね、宣伝ほど良くなかった。感動もしないし……。

最後にあるカーテン・コールみたいな部分が、もう最悪。あれで、今までの話がフィクションっぽくなってしまって萎える。劇が終わった後で、登場人物が勢ぞろいしてしまうような感じで、一気に物語から現実に引き戻されてしまう。

タイタニックが沈没した際に、海中で凍えて死亡した人達が多数漂っているシーンも、おもいっきりマネキンだし! すごくウソっぽく見えるから本物の人間を使って欲しかったデス。

それにしても、この映画を観て死んだ人もいるんだよな。一時期、船の先っちょで手を広げてジャック&ローズの如く、「タイタニックごっこ」を楽しむ人々が出ましたが、海中に転落して、そのまま行方不明となった女性もいます。きっと、お魚さんの食料として、有意義? な最期を迎えた事でしょう。
 
 
 
評価:A
中身が女性なら感動するでしょう。男が観ると微妙……。
ISBN:409290309X 単行本 橋本 恵 小学館 2003/09 ¥1,575
ついにバンパニーズ大王と、その追討隊である主人公ダレンらとの決戦のときが来ました。地下水路の奥深くしつらえられた舞台で、命をかけた戦いは予想もできぬ展開になっていきます。シリーズ前半の頂点を迎えます。

やられたよ! そう来たか……。当初、予想していたようには話が進まなかったのだが、ここに来て、やはり敵大将はアノ人物だったという展開に。戦争が始まった時に、そう来るのではないかと予想していたのだが、前巻までの流れではそれが否定されており……。読者の予想を上手い具合にズラしておくなんて、ダレン・シャンに負けてしまいました。この巻で、とっても重要な人物も……。ううっ、ネタバレするから書けないけど、衝撃の展開が待っていたのだよ。
ISBN:4087476952 文庫 乙一 集英社 2004/05 ¥620
突然の事故で記憶と左眼を失ってしまった女子高生の「私」。臓器移植手術で死者の眼球の提供を受けたのだが、やがてその左眼は様々な映像を脳裏に再生し始める。それは、眼が見てきた風景の「記憶」だった…。私は、その眼球の記憶に導かれて、提供者が生前に住んでいた町をめざして旅に出る。悪夢のような事件が待ちかまえていることも知らずに…。


本当は恐ろしいグリム童話って感じの、怖い逸話みたいなのが始まるのだけど、その話は本編ではない。でも、本編に絡む背景として重要な「鍵」となる。童話のほうは、目の見えない少女のために、カラスが人々を襲って目を集めるという、昔話にありそうな物語。本編が始まると、全然関係なさそうなので「あれ? このカラスの話はどうなったの!?」と思うのだけど、読み進めると……。

本編のほうは、片目を失った少女が移植手術を受け、自分のものではない記憶を見せられるというもの。自分の物でなかった頃に、その目が見た景色などが、移植されたほうの目にだけ見えてしまう。通常見えないモノが見えてしまうという設定だけならありがちなのだが、それだけでは終わらない。導入に使われている目玉を集めるカラスの話も絡んでくるし、ちょっと普通じゃない伏線の張り方で、別々の物語が……。

これ以上バラすと面白くなくなるので、気になった人は読んでみましょう♪ 内容的には「GOTH」程ではないものの、少し「ダーク乙一」入っているから、ちょっとグロい描写があるけど。常人ではない、怖い殺人鬼が出てきます。とは言っても、ただのキチガイじゃなくて……。

ICO -霧の城-

2006年4月23日 読書
ISBN:4062124416 単行本 宮部 みゆき 講談社 2004/06/16 ¥1,890
何十年かに一人生まれる、小さな角の生えた子。頭の角は、生贄であることの、まがうことなき「しるし」。十三歳のある日、角は一夜にして伸び、水牛のように姿を現す。それこそが「生贄の刻」。なぜ霧の城は、角の生えた子を求めるのか。構想三年。同名コンピュータゲームに触発されて、宮部みゆきがすべての情熱を注ぎ込んだ、渾身のエンタテインメント。

ソニー・コンユーター・エンターテインメントから発売されているプレステ2用のゲーム「ICO」を、宮部みゆきがノベライズ化したもの。かなり思い入れがあるらしく、ゲームの売り文句にも「宮部みゆき絶賛」とか書かれていたような気がします。肝心のゲームはプレイした事が無いのですが……。うーん、やってみたくなって来たよ。

内容はゲームそのものでなく、多少変更されているようだが、なかなか読み応えがあってよろしい。通常、この手のノベライズ化された商品は、軽薄な文章と陳腐な内容で構成されたラノベ的な物になってしまうのだが、さすが宮部みゆきが書いただけあって、他のノベライズ商品とは水準が違います。

角の生えた少年が掟に従い、霧の城への生贄とされるが、そこで1人の少女と出会い、物語が始まる。ゲームをしてなくても楽しめるけど、城内の情景描写が多少解り辛かったので、遊んだ事のある人ならいい感じで想像出来るのではないでしょうか。

最後は闇の女王みたいなヤツを滅ぼして、一応ハッピーエンドなんだけど……。若しもこの後も物語が続くならば、状況から鑑みて2人は生涯、逃亡者となる事を余儀なくされるのだろう。現実は厳しいから、決して御伽噺のように「村へ戻って仲良く暮らしましたとさ、めでたしめでたし」では終わらない。何しろ大陸全土を統一した神聖帝国にとって知られたくない事実の生き証人なのだから、暗殺者に追われ続けるに決まっているのだ。
ISBN:4063724433 コミック 山崎 さやか 講談社 2005/06/23 ¥540

マネージャーが拾って来た優男。これがまた、才能あるという設定で、上手く映画の役に抜擢される。この人もすぐにいなくなるから残念なんだけど、会社の存亡を左右するキーマンになる。

人が成長していく話は面白いよな。どこにいても成長出来るというのはキレイ事にすぎず、やはり環境要因は大きいと思う。だいたい、そういう偽善的な事を言う人に限って「水」のキレイな場所からモノを言っているし。生命が存在するのに適した環境が、ある範囲に限られているのと同じく、人が成長するにも適した環境があると思う。但し、「水」の濁った場所にいるのは時間の無駄だが実際の水と違って目には見えないので、その透明度を判別する事は難しい。はるかのいる弱小事務所は一見ダメっぽいが、実は成長に適した環境で、逆に資金の豊富なライバル会社だと潰されてしまうような気がする。

砂漠

2006年4月20日 芥川賞・直木賞
ISBN:4408534846 単行本 伊坂 幸太郎 実業之日本社 2005/12/10 ¥1,600
「大学の一年間なんてあっという間だ」入学、一人暮らし、新しい友人、麻雀、合コン…。学生生活を楽しむ五人の大学生が、社会という“砂漠”に囲まれた“オアシス”で超能力に遭遇し、不穏な犯罪者に翻弄され、まばたきする間に過ぎゆく日々を送っていく。パワーみなぎる、誰も知らない青春小説。

第135回直木賞候補作。

最近の著書の中では、個人的にはかなり「当り」だと思う。表紙のデザインは微妙だけど。「魔王」と「終末のフール」は背景を大きくしすぎなのに、物語が小さく纏まっていてちょっとなぁ……。

これは、全くミステリーでも無いし、他の少し不思議な感じの物語でも無い。いや、地味に超能力者がいるから、ほんの少しだけ不思議かも……。只の青春小説なのだけど、良き仲間に恵まれて学生生活を送った人なら、なんだか懐かしい想いに浸れるのではないでしょうか? 春、夏、秋、冬と物語が進んでいくから、学生生活の一年間だけなのかと思ったら、大学一回生の春、二回生の夏、三回生の秋、四回生の冬となっており、最後には卒業を迎える事になる。

キャッチが「砂漠に雪を降らせてみせよう!」なんてあるから、出口王仁三郎が雨の降らない荒野に奇跡の雨を降らせたように、超常的な事を起こすのかと思ったら、全然違った。でも、「砂漠に雪を降らせてみせよう!」と言う西嶋が、アメリカの中東派兵を懸念して、何故か必死に麻雀で平和(ピンフ)の役を揃えようとするズレっぷりがいい。他にも、誰もが振り返るような美女の東堂、僅かながら超能力のある南、主人公「僕」となる北村、そして鳥井がいて、最後の鳥井以外は東南西北となっており、これが麻雀に対応している。鳥井は、鳥瞰図の話と、あとは雀牌の索子にある鳥に対応しているんだな……。うーん、なんだか麻雀やりたくなってきた。もう、役の作りかたも忘れているけど。
ISBN:404425303X 文庫 乙一 角川書店 2002/12 ¥480
「お前ら、いつか結婚するぜ」そんな未来を予言されたのは小学生のころ。それきり僕は彼女と眼を合わせることができなくなった。しかし、やりたいことが見つからず、高校を出ても迷走するばかりの僕にとって、彼女を思う時間だけが灯火になった…“未来予報”。ちょっとした金を盗むため、旅館の壁に穴を開けて手を入れた男は、とんでもないものを掴んでしまう“手を握る泥棒の物語”。他2篇を収録した、短編の名手・乙一の傑作集。

またしても、せつない系。「未来予報」なんて、自分が選べなかったもうひとつの未来を想像してしまって、やるせなくなる。過去が確定しているように、実は未来も確定していて、予め決められた方向にしか動かない気もするのだけど、未来を見通す力を持つのはラプラスの魔だけだしなぁ。

「フィルムの中の少女」は、途中までホラーだから怖いかもしれない。あるトンネルで撮影したビデオに、いるはずのない少女の後姿が映っていて、見る度に振り向こうと首が回っていく。ホラー映画にこんなのあるよね。怖っ……。結末は、せつない系ですけど。
DVD ジェネオン エンタテインメント 2004/06/04 ¥5,250
平凡な日常を過ごしていた高校生竹本タケルは、ある日光り輝く不思議な物体から現れた謎の少女ヒカリと出会う。タケルの日常はどうなっていくのだろうか…。GAINAX20周年記念作品。

うーむ……。なんというか、1巻見た限りではかなり微妙。ガイナックス20周年作品とかキャッチついてるから気合入っているのかと思ったら、ギャルゲーに劣化デビルマンを付け足して、2じゃなくて10で割ったような内容。バイクで疾走する2人の高校生目掛けて、正体不明の光が飛んでくるんだけど、その光が落下した場所から裸の女の子が出てきて……。さらに、その少女を狙って地球上には存在しない巨大節足動物みたいなのが現われて襲い掛かる。昆虫みたいなやつのクセにアナコンダよりも大きいです。そいつと戦う為に、高校生の1人が急に変身して、劣化デビルマンみたいな姿になって撃退っ!

うーん。これ、ハズレなのかなぁ。続き観るか捨てるか迷う。
ステルヴィアが良すぎただけに、これはちょっと……。
これ、我慢して観たら面白くなる?
ISBN:4757301030 単行本 藤村 正宏 オーエス出版 2002/01 ¥1,365
顧客の「ニーズ」を聞いてそれに合わせた商品を開発しても、「感動」がまったくないそんなものは売れません! 顧客に「感動」を与える「エクスペリエンス・マーケティング」の手法を著者の経験を交えて紹介。

見た目、題名共にベタベタで胡散臭そうな本ではあるが、単純明快で面白い。営業マンや小規模店主じゃなくても得る物はあるはず。前作と比べてやや不評気味なのは、大手に勤める方が辛口評価をしているからではなかろうか。こういう、独自性を出す為のノウハウは、大手では使いようが無いからね。やる事成すこと全て決められていて、自分の力量では如何ともし難い事が多すぎるし。どちらが良いかはともかく、自分で考えて動ける職場のほうが楽しい事だけは確かだ(但し、金銭面を除くけど)。
ISBN:4044253021 文庫 乙一 角川書店 2001/05 ¥500
私にはケイタイがない。友達が、いないから。でも本当は憧れてる。いつも友達とつながっている、幸福なクラスメイトたちに。「私はひとりぼっちなんだ」と確信する冬の日、とりとめなく空想をめぐらせていた、その時。美しい音が私の心に流れだした。それは世界のどこかで、私と同じさみしさを抱える少年からのSOSだった…。

短編3つが収録されているが、全て出来が良い。文章もしっかりとしているし、角川スニーカー文庫から出版されている事に違和感を感じてしまう。

携帯電話を持たない少女が、頭の中で想像する自分だけの架空の携帯で白昼夢に没頭するうちに、どんどんそれがリアルに迫ってきて、ついには誰かから電話がかかってくる話。最初は頭がおかしくなる話かと思ったら、本当に電話がかかってきているし。しかも、脳内で分裂した別人格とかではなくて、ちゃんと実在する他の人物からのメッセージ。だけど、それはリアルタイムではなくて、電話のこちらと向こう側では現実時間にズレがあり……。せつない結末を迎えます。

他、傷や怪我を移動させる能力を持つ少年の話、少女が自殺した場所に生えた人面花の話も、せつない系。やはり乙一はせつない系がいいな。ダーク乙一な方は人が死にまくるからちょっとなぁ……。

ソラノコエ

2006年4月16日 音楽
angela CD キングレコード 2003/12/03 ¥3,000
大ヒットTVアニメ『宇宙のステルヴィア』の主題歌で鮮烈にデビューしたangelaの1stアルバム。主題歌はもちろん、劇中挿入歌も網羅しており、ステルヴィア・サウンド満載の必聴盤だ。

このアーティストは全然知らなかったのだが、ステルヴィアの主題歌を歌っていて、かなり気に入ってしまったので買ってしまった。他の曲もなかなか良かったので満足。それにしても、他にもアニメの主題歌歌っているみたいだけど、もしかしてこの人達、昔のTWO-MIXみたいなポジションにいるのか? 
ISBN:4087471985 文庫 乙一 集英社 2000/05 ¥440
九歳の夏休み、少女は殺された。あまりに無邪気な殺人者によって、あっけなく―。こうして、ひとつの死体をめぐる、幼い兄妹の悪夢のような四日間の冒険が始まった。次々に訪れる危機。彼らは大人たちの追及から逃れることができるのか?死体をどこへ隠せばいいのか?恐るべき子供たちを描き、斬新な語り口でホラー界を驚愕させた、早熟な才能・乙一のデビュー作

ようやく借りることが出来た。
乙一って何故かいつも貸出中で、なかなか読めない。

いやあ、これは凄すぎ。内容的には結構上手い普通の小説レベルだけど、これを16歳で執筆したなんて……。他の大多数のプロは、明らかに若干16歳の若者に負けていますね。内容的にも常人では決してやらないようなヒネリがあって……。「私」という一人称で物語が進むのに、「私」本人は冒頭で殺されて死体になってますよ! で、本人死亡のまま、私の視点で物語が続行する。しかも、幽霊となっての視点ではなく、そのまま死体での一人称。もちろん、ゾンビとかでもなく、完璧に死んでいます。

神視点から見た、死体による一人称での語りなんて、他の誰もやっていないのでは?
恐るべき16歳(当時)。
ISBN:486176033X コミック 花屋敷 ぼたん ジャイブ 2004/11/07 ¥620

実は、「デ・ジ・キャラット」というのは、よく知りませぬ。ゲーム店舗の宣伝キャラ? 目からビームを出す猫耳少女デ・ジ・キャラット(実は趣味で地球征服を目論むエイリアンらしいが)が出てくるやつらしい。そいつのライバルが、うさ耳少女のラ・ビ・アン・ローズらしい……。これは、そのライバルが主人公の話らしいのだけど、背景知識を何も持たないまま、買ってしまいました。

花屋敷ぼたん
が書いているという理由だけで。

うーん、なんだか微妙な恥ずかしさのある内容だな。
モロに秋葉系な内容というか……。
ISBN:4063287025 コミック 吉川 英治 講談社 2000/07 ¥550
再び対峙する武蔵と胤舜(いんしゅん)。逃れられない死の恐怖。それを内に収めた時、武蔵のなかで何かが変わる。


ほほう。これって欧州でも人気らしい。
日本って、何時の間にかディープな文化を海外に輸出して世界中を洗脳しつつあるな。

いよいよ胤舜相手に二度目の戦いが始まる。それにしても、宝蔵院で使われている十字槍という特殊な槍は、横からも刃が突き出ている形状なのだが、すごく強そうだ。

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