ISBN:4063289575 コミック 山崎 さやか 講談社 2004/05/21 ¥540
小さな芸能事務所・童夢企画(どうむきかく)にマネージャー(兼タレント)として入社した宮前遥(みやまえはるか)・22歳。入社後、社長・福原に説得され、1年間の期限付きで17歳のタレント・“はるか”として活躍をすることになった。エッチな水着グラビアの撮影をしたり、映画のオーディションに落ちたことで、自分の未熟さと芸能界の厳しさを知るはるか。そして周りの期待に応えるために努力することを決意した!
周囲の芸能関係者もはるかの資質を見抜くが、どうやら昔、社長が大手芸能プロとトラブルを起こしているらしく、売り出すための案件が潰されていく。あぁ、なんだかドロドロした話になってきて嫌だなあ。題名の「はるか17」というのは、若い方が売れるという風潮から、年齢詐称で17歳として社長が売り出したからである。
若いだけで武器になってしまうアングロサクソン型資本主義って嫌だよなぁ。歳取ったら赤い服の人みたいにカミーユに殴られて「これが若さか……」なんて涙流すしかなくなるもんね……。
ISBN:4063143821 コミック 田丸 浩史 講談社 2005/06/23 ¥540
何年もかかって実績(大森カズフサに愛を与える)を作る事が出来ないラブやんは上司から担当交代を命じられてしまう。ラブ時空で再特訓の末、次に向かったのはなんと、カズフサが長らく片思いしている相手(しかも中学生)のところ。ただのギャグマンガなんだけど、続きが気になります。
何年もかかって実績(大森カズフサに愛を与える)を作る事が出来ないラブやんは上司から担当交代を命じられてしまう。ラブ時空で再特訓の末、次に向かったのはなんと、カズフサが長らく片思いしている相手(しかも中学生)のところ。ただのギャグマンガなんだけど、続きが気になります。
ISBN:406328932X コミック 山崎 さやか 講談社 2004/02/23 ¥550
主人公・はるかが芸能界に足を踏み入れたのも、社長のうまい乗せ方だったが、とにかく芸能界は相手を巧みにだましたり裏取引のあるものだ。“事実は小説より奇なり……”といって、まだまだ“ウラ話”はたくさんある。それが実によく描けている。今後のはるかの行く末が楽しみだ。
題名を見て、17歳の高校生が何かする話と思っていたら、就職が決まらない大学生(22歳)が新興芸能プロダクションを受けに行き、手違いで正社員じゃなくてタレントの面接を受けて合格してしまうという内容だった。地味系女子大生はるかの隠れた資質を見抜いた社長は、正社員採用するからタレント活動もしてね、と騙して……。ありがちなシンデレラ・ストーリーではあるけど面白くなりそうだ。
DVD 角川エンタテインメント 2005/08/05 ¥4,935
携帯電話に自分の死を予告するメッセージが残り、その通りに死が訪れるホラーの第2作目。今回は、前作から1年後、保育士の杏子と恋人に、以前の事件と同じ不気味な着メロの恐怖が襲いかかる。事件を追うルポライターの孝子も含め3人が立ち向かう事件の真相は、台湾にまで及んでいく。
これ、前作よりダメになってしまったな。恐怖半減、つまらなさ倍増って感じだ。登場人物が減っているので、主人公クラスに呪いが行き着くまでに、次々と仲間が霊に殺されていく恐怖が無い。怖いシーンも減りまくりで面白くない。肝心の怖いシーンも、別のホラー映画のパクリばかり。意図的にやったとしか思えないほど。「さて、この中に他のホラー映画からネタをパクった場面がありますが、全部わかりますか?」という製作者の声が聞こえてきそうだ。「リング」や「呪怨」のパクリをするくらいなら、こんな映画作らないほうが良かった。これ、小説だったら盗作扱いで絶版だよ。依然、謎が解かれないままで意味不明の終わり方だし、続編作る気満々な様だけど、もう期待出来ない。
評価:D
かなり盗作っぽいシーンがあるのでD(不可)です。
ISBN:4104767018 単行本 市川 拓司 新潮社 2005/06/29 ¥1,365
ここにいるのはもうひとりの僕です──愛を見失った少年、少女。愛を手探りする大人たち。ミリオンセラー作家の魂の叫びが木霊する三つの「愛」の物語。
殺人を題材とした3つの短編。他の長編と比べて夢や希望が感じられないし、泣かせる要素も無いのがちょっとなぁ。なんだか後味が悪いし。これは他の作品のような感じを期待していると、かなりショックを受けるかもしれない。すごくキレイな題名がついているのに、その言葉が意味するのは……。
すもももももも――地上最強のヨメ 1
2006年3月4日 アニメ・マンガ
ISBN:4757514441 コミック 大高 忍 スクウェア・エニックス 2005/05/25 ¥530
絶賛されまくり、実際に人気もあるのだろう、古本屋でも高額、レビューでも良い事ばかり書かれているし購入してみたのだが。うーん……、ちょっとこれ、個人的には好きじゃないかも。
「史上最強熱血ラブコメ」と書かれているけど、ラブコメというより
ラブコメ
って感じなのだ。
地上最強のヨメ、九頭竜もも子が、武道を捨て検事を目指す犬塚考士のところへ子作りのために押しかけてくるのだが、この押しかけ女房が表紙以上に幼児体型でお子様にしか見えない。ロリな人は喜ぶかもしれないけどさ……。個人的には虎縞ビキニの鬼娘くらいに、もう少し大人っぽいキャラのほうが良かった。
絶賛されまくり、実際に人気もあるのだろう、古本屋でも高額、レビューでも良い事ばかり書かれているし購入してみたのだが。うーん……、ちょっとこれ、個人的には好きじゃないかも。
「史上最強熱血ラブコメ」と書かれているけど、ラブコメというより
ラブコメ
って感じなのだ。
地上最強のヨメ、九頭竜もも子が、武道を捨て検事を目指す犬塚考士のところへ子作りのために押しかけてくるのだが、この押しかけ女房が表紙以上に幼児体型でお子様にしか見えない。ロリな人は喜ぶかもしれないけどさ……。個人的には虎縞ビキニの鬼娘くらいに、もう少し大人っぽいキャラのほうが良かった。
ISBN:4063724662 コミック 三田 紀房 講談社 2005/09/21 ¥540
どんどん「お受験」マンガになってきて、受験生じゃなくても読んでいいの? と心配になりそうです。マンガなのにマンガじゃなくて読み物のコーナーが随所にあるし。別にこれ読んでも東大には合格しないだろうけど、受験というものの本質には迫っていると思う。
どんどん「お受験」マンガになってきて、受験生じゃなくても読んでいいの? と心配になりそうです。マンガなのにマンガじゃなくて読み物のコーナーが随所にあるし。別にこれ読んでも東大には合格しないだろうけど、受験というものの本質には迫っていると思う。
ISBN:4063724506 コミック 三田 紀房 講談社 2005/07/22 ¥540
この巻の見所は英語のリスニング方法である。「追い読み」でリズムを掴んで習得する。それにしても、最近は入試にリスニングまであるのか、大変だね。いや、でも受験人口が減っているから、リスニングが追加されても不利ではないよな。一昔前と比べたら、きっと天国だ。なんたって全入時代。大学を選ばなければどんなアホでもどこかには入れるという、ちょっと考えられないようなバラ色の時代になっているしさ。なんだかズルイ気がする。
この巻の見所は英語のリスニング方法である。「追い読み」でリズムを掴んで習得する。それにしても、最近は入試にリスニングまであるのか、大変だね。いや、でも受験人口が減っているから、リスニングが追加されても不利ではないよな。一昔前と比べたら、きっと天国だ。なんたって全入時代。大学を選ばなければどんなアホでもどこかには入れるという、ちょっと考えられないようなバラ色の時代になっているしさ。なんだかズルイ気がする。
いつかパラソルの下で
2006年3月1日 芥川賞・直木賞ISBN:4048735896 単行本 森 絵都 角川書店 2005/04/26 ¥1,470
待ちに待った、森絵都が描く大人の世界。
柏原野々は雑貨店で働く28歳の独身女性。厳格な父の教育に嫌気がさし、成人を機に家を飛び出した。そんな父も死に49日の法要を迎えようとしていた頃、生前父と関係があったという女性から連絡が入る……。
第133回直木賞候補作。
悪くは無いのだが、なんだか物足りない。多分、作者に毒気が無いからだろう。児童書でこういう柔らかい雰囲気は好きなのだが、題材が厳格だった父の死、死後に発覚した不倫、兄と自分は父の支配から逃れるために家を出て、今までの反動で浮ついた人生を送っている、妹は良い子を演じ続け、母は父の秘密を知りおかしくなる……と重い内容だけに、宣伝に書かれている通りの「ハートウォーミングストーリー」だと、なんだか違和感があるのだ。まぁ、それがこの作者の持ち味だし、文章も悪くはないのだが。
すごくドロドロとした内容になりそうな素材で、ここまで明るく書けるのは素晴らしいと思う。宣伝に偽り無く本当に「ハートウォーミングストーリー」ですな。
コメントをみる |

ISBN:4861760542 コミック 筧 秀隆 ジャイブ 2004/12 ¥600
隣同士だった幼なじみが戻って来る。しかも、昔住んでいた家に戻ってまた隣同士になるという、典型的なラブコメ王道パターンだが、いまいちな気がするのは、そこに障害が存在しないからだろう。絵柄は良いと思うんだけど。男のほうがエロエロ全開の暴走男になっているし、このままだと劣化した「うる星やつら」になりそうな気がする。
隣同士だった幼なじみが戻って来る。しかも、昔住んでいた家に戻ってまた隣同士になるという、典型的なラブコメ王道パターンだが、いまいちな気がするのは、そこに障害が存在しないからだろう。絵柄は良いと思うんだけど。男のほうがエロエロ全開の暴走男になっているし、このままだと劣化した「うる星やつら」になりそうな気がする。
心の悩み外来(NHK生活人新書056)
2006年2月27日 読書ISBN:4140880562 単行本 野村 総一郎 日本放送出版協会 2003/01 ¥672
家庭で職場で学校で、心の病に悩み苦しむ人が急速に増えている。何を悩み、どう苦しんでいるのか。心の悩みは「怖い」病気、「恥ずかしい」病気ではない。その症状から治療法、治癒経過の実際を、現場の医師が分かりやすく解説。心の病の入り口に立つ多くの人々に、精神科治療最前線からのアドバイス。
ちょっと最近ヤバイかなぁと思って読んでみたのですが、洒落にならん……。しかし、内容がこういう症例にはこの薬が効くとか、こういう場合にはこの治療法が有効とかなので、自分にとってあまり役に立たなかった。鬱病と診断された訳ではないので。「鬱っぽい」と「鬱病」の境界線を知りたかったんだけどな。
ISBN:406328672X コミック 吉川 英治 講談社 2000/01 ¥550
宝蔵院2代目・胤舜(いんしゅん)──その圧倒的な槍術の前に、武蔵は、かつてない恐怖を味わう。
宝蔵院胤舜との対決。かつてない強敵に武蔵、絶対絶命のピンチ。なんか、すごく盛り上がったところで次巻に続くんですけど……。原作の出来が良いというのもあるけど、敵味方が単純化された少年マンガと違って面白い。迫力ある描き方も井上雄彦ならでは。
思えば少年ジャンプを経て成長した作者もあれば、堕ちた作者もいる。その境界となるのは、当事の作品を全力で手掛けていたか否かにあるように思える。井上雄彦は間違いなく前者だろう。個人的に、スラムダンクが「天才ですから」とか言いつつ帰ってこなかったのは不服だけど、少なくとも手抜きはしていなかった。一方、上手くストーリーが作れなくて打ち切りが多かった作者や、途中で嫌になって絵も適当になり投げてしまうような作家は、今もやはり駄目なままだ。
ISBN:4063286584 コミック 吉川 英治 講談社 1999/10 ¥550
吉岡兄弟との闘いを生き延びた宮本武蔵。
おつうへの想いと天下無双への野望を胸に、槍の聖地・宝蔵院へ!
吉岡道場が炎上し、本位田又八は咎人として人相書きで手配される。こいつ、本当にダメキャラだな。この人も実在したのか? 実在したならこのヘタレっぷりは哀れだよ。
一方、武蔵は再び旅に出て、槍の宝蔵院との対決を目論む。吉岡道場の刺客となった祇園藤次が武蔵を追い、吉岡伝七郎は柳生石舟斎のもとを目指す。
英国式人生のススメ(洋泉社新書041)
2006年2月24日 読書ISBN:4896915720 新書 入江 敦彦 洋泉社 2001/10 ¥735
英国の復活を支えた12の精神、その哲学と技術。日本のバブル崩壊の比ではない英国の没落。だが、半世紀にわたる長い倦怠と沈滞から、英国は見事に復活を果たした。その原動力は、英国人ならではの精神哲学。過去より今を大事にする。捨てない。自分でやる。笑いと知性を尊ぶ。…家・TV・庭・パブ・犬・コメディ・ダイアナ妃など日常をテーマに日本人が誤解して憧れる「おいしい」「大人」の文化の実像と真相を英国人的思考で痛快に描き直す。本当の「豊か」で「幸福」な人生を見いだす智恵と技術を辛口案内。
英国式人生を勧められても、余裕の無い日本人には無理だと思うが、エッセイとしては面白い。イギリスって、多少貧しくても心は豊かで羨ましい。日本は実際のところ豊かに見えて本当は貧しいし(物価が高いから同じ賃金では欧米並みの生活は出来ない)、心にも余裕が無いと思う。
信じることと、疑うことと
2006年2月22日 読書ISBN:448003157X 文庫 なだ いなだ 筑摩書房 1996/05 ¥588
「大きなうそも、声高に叫べば信じられる、といったのはナチの宣伝省だったが、うそをつき続けた彼の、唯一の真理の言葉がこれであった」
昨今の“声高な言葉”を安易に信じてしまう危険性を指摘し、本当にわかるということは、どういうことかを考える一冊。
なだいなだ、さすが精神科医だな。この人の他人を納得させる技術は素晴らしいよ。物分りの悪い人相手に誤りを正すなんて、一般人なら途中でキレるだろうし、ちょっと賢い人でも論理でゴリ押しするだけで納得させる事など出来ないだろう。それにしても、人はどうして疑うべきモノを信じて、信じるべきモノを信じないのだろうか。単に愚かだからなのかもしれないが。
ストーカーの心理学(PHP新書018)
2006年2月21日 読書ISBN:4569555942 単行本(ソフトカバー) 福島 章 PHP研究所 1997/04 ¥693
ひたむきな愛の表現が狂気に転じるとき、人間の心には何が起こるのか?犯罪精神医学の第一人者が、その行動と精神病理の体系化を試みる。現代人の心の闇に、深く鋭く斬りこんだ一冊。
様々なタイプのストーカーを分類しているが、それら全てが社会不適格者であり害悪である事に変わりは無い。こういう精神が正常でない輩はさっさとどこかの白い建物の中に隔離してくれたら良いのだが……。せめて軽犯罪を犯した時点で強制収容所にでも隔離出来たら、被害者が殺される事も無いのに、現状のシステムでは殺されるまで警察は無力だし、ストーカーが殺人鬼と化してすら、精神異常を理由にその責を問えない場合が多々ある。これでは被害者は犬死にではないか。この国は、どうして悪人に優しいのだろう。
実は、私もコギャルにストーカーされた経験がありますよ。あれはウザイよね。毎日何百回も電話して来るし、家まで来るし。自分が男で相手がコギャルだからウザイで済むが、自分が女でストーカーが男なら恐怖だろうとは思う。でも実際のところ、この本によると意外にも男のほうが殺されやすいらしい。殺されなくて良かったよ……。
どうせされるなら、ルーマニアの妖精アンドレーア・ラドゥカンみたいな可愛い相手にストーカーにされたいなぁと思ったのだが……。そうか! もしストーカーされても嫌じゃなかったらストーカーとして成立しないんだよな。
X・Y・Z―仮想空間のパンドラ― 1
2006年2月21日 アニメ・マンガISBN:4049261553 コミック 花屋敷 ぼたん 角川書店 2000/07 ¥945
現実にはいない、究極ボディの完全美少女もパソコン内の仮想空間なら作り上げられるはず! 蔵人は、究極ボディ完成のために、今日はバスト、明日はヒップと、様々な美少女のサイズをゲットアタック中! 完全美少女パンドラ完成の日は近い!?
むぅ、アマゾンにも楽天にも画像無かったから(初めて)入れてみたけど、見た目、正方形になってしまうのは……。クリックしたらちゃんと元のままの画像なんだけど。それにしても、またもやかなりアキバ臭のする内容だな。目の前にいる現実の異性には目もくれず(パーツデータのためにサイズを測ったりはしているが)バーチャルなデータに入れ込むなんて。