ねこブログ

2008年8月18日 読書
ISBN:4777805239 単行本 WE(ラブ)にゃんこの会 辰巳出版 2008/4/17 ¥1260
総勢40匹のにゃんこが大活躍!! 最強12ブログ、ここに集結にゃん。ブログランキング「にゃんこ部門」を日々揺るがす人気ブログから、反響の大きかった記事&作者お気に入りの記事のみ厳選して1冊にまとめました。泣く・笑う・萌える。というか、号泣する・爆笑する・萌えつきる。にゃんこ好きは「読むと忙しくなっちゃう」このブログ本をお手元に1冊いかがにゃん。各ブログに管理人さんのインタビューは必読。イラストあり、とっておきのご飯のつくり方あり、猫に対する熱い思いを感じてください。

この表紙に釣られて借りてしまった。やっぱり猫はいいよね。犬も好きだけど。それにしても、犬派と猫派は同じくらいいるだろうに、何で猫写真や猫ブログのほうが目立つのか、謎である。

今の猫って、良い飼い主に巡り逢うのと、野良で過ごすのとで、10倍近く寿命が違ってくるらしいから、こういう神飼い主に出会えた猫は幸せだろう。必ずしも人に飼われる事が野良より幸せではないだろうけど、キチガイ人間に虐殺されたり、ガス室送りにされたり、車に轢かれたり、他の猫から病気うつされて死ぬ可能性は格段に低くなるからね。

旅行に行けないからとか、噛みつくからとか、飽きたからといって処分場に連れてくる馬鹿もいるらしい。そういう奴は死ねばいいと思う。馬鹿は動物を飼うな! せめて、年金大幅減額とか、税金超割り増しとか、何らかのペナルティを課すべきじゃないのか? そうなると、そういう馬鹿人間は連れて行かずに山に捨てたりするのだろうけど。

【掲載ブログ】(Amazonより)
*とにかくかわいいでしょ!『かご猫 Blog』

http://plaza.rakuten.co.jp/kagonekoshiro/

*卵だって頭にのせたりかぶせたり『ごまぐりもなか』

http://gogumo.exblog.jp/

*ねこギャグとにかくオンパレード『猫バカとバカ猫』

http://blog.livedoor.jp/nyotaro/

*美しろねこが山形弁を流暢に話す『しろいねこ』

http://sueko4.blog79.fc2.com/

*2匹に教わる、ねこと暮らす幸せ『FinderViews』

http://www.finderviews.com/

*読者に「弱笑い」を提供するべく『3377.com -ゾロ目兄妹-』

http://3377.osac7.com/

*たくさんのねことポカポカな日常『ちゃとらとはちわれ』

http://mochamugi.blog88.fc2.com/

*東京中の野良さん、こんにちは!『だから東京が好き! 街のねこたち』

http://www.cats-blog.com/

*ボケ役兄貴とツッコミ役弟が登場『モンハウス』

http://hirooto.blog.so-net.ne.jp/

*素晴らしき芸ねこコンビの芸満載『猫猫観察日記』

http://angel.ap.teacup.com/nekoneko/

*この兄妹愛を、じっと見つめて!『猫のニーナさん』

http://yaplog.jp/ninasan/

*ねこラブ脳を刺激する言葉遣いは『こはる日和.』

http://daijyoyuukoharu.blog62.fc2.com/

幸福ロケット

2008年8月17日 読書
ISBN:4591089703 単行本 山本 幸久 ポプラ社 2005/11 ¥1260
ふたり、同じ未来を見てた。京成電車に、ガタゴト揺られながら…。クラスで8番目にカワイイ「あたし」と、深夜ラジオ好きでマユゲの太い「コーモリ」の、可笑しくて切ない初恋未満の物語。

親が転職してしまい、お洒落なマンションから中途半端な町に引っ越した小学生の香な子。この作者のネーミングセンスは変だ。何で真ん中だけひらがななのか!? 最初は単なるクラスメイトだったコーモリ(小森)に、関わるうちに惹かれてしまう香な子は、クラスで8番目に可愛い。もう少し痩せたら5番にはなれる。この根拠無き順位は、自分で勝手につけているだけなのだが。

8番目って、どうよ? 私の世代だと、クラスに20人くらいは女子がいたので、その8番目というのは並だと思うのだが。つまり、ブスではないけど可愛いとは言い難いレベル。

コーモリに恋してしまい、勝手に盛り上がっているお嬢様軍団筆頭? の町野さんは、クラスで1番可愛い。橋渡しを頼まれ、なんだか面倒臭い事になってしまう。それにしても、誰かに頼むと、その頼まれた相手がライバルになってしまうというのは大人でも子供でも変わらないのか(笑)。

好きな相手がいたら、友人に頼ってはいけない。大抵、その友人に裏切られて終わる。誰それが好き、とかも言ってはいけない。何回も聞かされているうちに、洗脳されて自分も好きになってしまう友人が必ず出てくる。町野さんの敗因は、自分でアタックせずに香な子を頼ったためだろう。

それにしても、クラスの8番目が勝って良かった(笑)。大人になれば、8番目が1番目に勝つなんて奇蹟は、そうそう起こらなくなって来る。

はなうた日和

2008年8月16日 読書
ISBN:408746296X 文庫 山本 幸久 集英社 2008/5/20 ¥500
ささやかな毎日にある幸せを描く、傑作短編集。家出少年、さえないアイドル、定年を迎えたサラリーマン。彼らのささやかな日常に突然事件が起こり――。温かくて優しい気持ちになれる作品集。書き下ろし短編を1編加えて文庫化。

連作短編と言える程ではないのだけど、世界設定がほんの少し繋がっている。東京の世田谷沿線が物語の舞台となり、各話の主人公も違うのだけど、出てくる場所や店が同じだったりする。

吉田修一系統の薬にも毒にもならない、読み流してしまう話と比べたら捻りがあるけれども、これでも少し物足りない。さして幸福でもない人々の日常で起こる、些細なハプニングではなくて、ご都合主義でも妄想でもファンタジー入っててもよいから、もっと弾けた気分爽快になれる物が読みたい。
ISBN:9784022644060 文庫 嶽本 野ばら 朝日新聞社 2007/08 ¥483
浜崎あゆみやゆうこりん、キムタク主演の大ヒットドラマまで、恋をテーマに読み解けば、みえてくるのは乙女の恋愛道。トランプを模倣した53のエッセイと、タロットをモチーフにした22の短い物語に託して、乙女のカリスマが恋する貴方に贈る究極の恋愛哲学。野ばらオリジナルデザイン恋愛成就祈願シール付き。

いい歳したおっさんな筈なのに、何故か乙女のカリスマというキモイ位置付けにいる作家のエッセイであるが、図書館に無かった……。これは題名が恥ずかしいので、館外貸借してもらうのも厳しい。こんな題名がついていたら、図書館カウンターに座っている柴崎麻子さんにお願いするのは、かなりの羞恥プレイ(笑)。

半分諦めていたら、ブックオフに100円で転がっていた。ちょっとパラパラと捲るつもりが、他のエッセイと比べてかなり適当でショボいので、そのまま立ち読みを強行。なんか、後半三分の一くらいが、妙なタロット占いの意味不明な説明みたいなもので埋められていてよく判りません。きっと乙女語で書かれているのだろう。とりあえず、乙女ではない私には理解不能でした。

でも信者は絶賛しているので、自分が信者だという自覚があるなら読めばよい。これで癒されたら貴方は乙女です(笑)。
ISBN:4061822845 新書 西尾 維新 講談社 2002/11 ¥924
「ぼく」こと「戯言遣い・いーちゃん」の眼前に広げられる戦慄の情景は、「終わり」なんかではなくて、さらなる「始まり」の前触れに過ぎなかった…。死線の蒼、絶体絶命の大ピンチ!

下巻に突入。しかし、ヒントが鏤められている訳でもなく、フェアでもないので普通に読み進める。登場人物はともかく、読者に謎解きは無い。どこか壊れた人間ばかり出てくるが、今回の被害者は一人と、大人しめ。

それにしても、謎解き編よりも、研究所外からの侵入者にして、零崎の偽名を使った謎の女の正体のほうが驚いた。表紙のイラストからして、もう完璧に別人じゃないか……。最強な人、恐るべし。

最後の最後は、なんとなくそういう気がしたけど、ならば正解は!?
ISBN:4061822837 新書 西尾 維新 講談社 2002/11 ¥882
死線の蒼(玖渚友)、――絶体絶命! 「きみは玖渚友(くさなぎとも)のことが本当は嫌いなんじゃないのかな?」天才工学師・玖渚友のかつての「仲間(チーム)」、兎吊木垓輔(うつりぎがいすけ)が囚われる謎めいた研究所――堕落三昧(マッドデモン)斜道卿壱郎研究施設。友に引き連れられ、兎吊木を救出に向かう「ぼく」こと“戯言遣い・いーちゃん”の眼前に広げられる戦慄の“情景”。しかしその「終わり」は、さらなる「始まり」の前触れに過ぎなかった――!絶好調、西尾維新の<戯言シリーズ>。こんな新青春エンタを待っていた!!

このシリーズもなかなか読み進めないなぁ……。貸出中だったり、表に出て無くて書庫に入っていたり。ここから先は、蔵書もないので、一冊ずつ館外相互貸し借りという事になるだろうから、まだまだ時間がかかる。こんな事なら、投売りコーナーで見かけた時に、素直に買って置けば良かった。

上下巻になっているので、なかなか事件が起こらない。今回は何も起こらないままで終わる、ゆるい感じの物語なのかと思ったが、上巻の終り近くになって凄惨なシーンが! 青色娘が、かつて自分の手駒だった男は自分の物なのだから返せと、山中にあるマッドサイエンティストの研究所へ押しかけて取り返そうとするも、その相手に死亡フラグ。

それにしても、語られない背景設定が多すぎて、全体像がよく判らないシリーズである。過去に何があったのか、主人公の真の名は何なのか、非常に気になる。

真田手毬唄

2008年8月12日 読書
ISBN:4101265380 文庫 米村 圭伍 新潮社 2007/12 ¥580
大坂夏の陣で一人の侍大将が落ち延びた。元々は侍でもない彼が、なぜか真田幸村の子と思われて? 豊臣秀頼と真田幸村の子孫が江戸時代に繰り広げる、愛と野心の物語。書き下ろしユーモア時代小説。

単行本「影法師夢幻」の改題。

豊臣家滅亡直後、実は秀頼が生きており、大阪を脱出し船で鹿児島へ逃げるという噂が立つ。大野治長配下の勇魚大五郎は、噂を信じて追いかけるのだが、伊達の猛将、片倉小十郎が徳川方の追っ手として現れる。観念するものの、命は取られずに済み、それから170年後……。

いきなり時代が飛びすぎで驚く。170年も経ったら、秀頼が生きて逃げたとしても、とっくに死んでいるじゃないか。という訳で、出てくるのは秀頼の子孫とか、勇魚大五郎の子孫とかばかり。それも、七代秀頼という感じで、名前が嘘臭い。名乗ってはいるけれども、実は嘘を吐いている子孫もいて、どれが真実なのか判らないままエンディングまで……。

うーん、これはちょっと、あばれ姫や退屈姫と比べて微妙だなぁ。

 

2008年8月10日 読書

ISBN:4022738251 単行本 梶尾 真治 朝日新聞社 2008/2/7 ¥1260
タイム・トラベルものの一流シェフ、カジシンが、欠陥タイム・マシン「クロノス・ジョウンター」に乗り、命を救い、愛を成就する人々を描く、涙とスリル満点の中編連作集。ソノラマ既刊4話に、単行本未収録の1編と本書のための書き下ろし1編を加えた、強力増補版。

中身については文句無いのだが、通常版→増補版→ネクスト→新編→∞インフィニティと、追加される度に新版にして売りなおすのは嫌らしいよなぁ……。

内容は、各話独立した短編でありながら、それぞれの主人公が別の話に出てくる人物に影響を及ぼしているのが面白い。最後の一編を除いては、全員が過去を変えるために遡行し、自分がいた時代よりも未来へと跳ね飛ばされていく。6話あるけれども、最初に出てくる主人公の消息だけは、やはり描かれない。これとは別に、「悲しき人形つかい」に出てくる天才まで登場してくる。
ISBN:4774730076 コミック 粟岳 高弘 コスミック出版 2006/8/19 ¥1000

題名からして変だけど、中身も昭和の匂いがする世界観でSF仕様、しかも妙な姿のエイリアンが多数登場する。鈴木式電磁気的国土拡張機によって広げられた閉鎖空間の中にエイリアンが住んでいたり、境界面で地球と異星が接続されていたりと、よく判らない摩訶不思議世界だらけで面白い。

文化の違いからか、衣装をまとうのは戦闘行為だと看做されて脱がされたり、制服を取られたりするので、やたらと裸族になっている美少女が出て来るけど、別にアダルトではない。

これとは別に「プロキシマ1.3」というのも出ているらしいけど、すでに品切れ状態で入手出来ない……。

悪魔と詐欺師

2008年8月6日 読書
ISBN:4062754266 文庫 高里 椎奈 講談社 2006/6/15 ¥730
毒死した京都の外科医、轢死した東京のプログラマー、失血死した鳥取の書店員…場所も日時も別々で互いに無関係な六人の死。自殺、事故死、殺人としてすべて解決したはずのこれらの事件の共通点とは何か?薬屋探偵三人組の良心座木が難攻不落の謎に挑む!個性派キャラが続々登場する好調シリーズ第3弾。

薬屋探偵妖綺談シリーズ3作目。

うーん……。前回のでマシになった気がしたんだけど、やはり微妙作のままだなぁ。相変わらず主要キャラのやりとりは頭が悪そうだし。店主なんてすぐキレるから、人の話が聞けないゆとり世代の馬鹿な子に見えて仕方がない。

バラバラに起こる事件が、最後の最後で密接に絡み、驚くような結末に誘ってくれるのかと思ったのだが、腰砕けな終わり方。まあ、この作者に伊坂幸太郎みたいに洗練された技を期待する方が間違ってるけど……。ラスト部分で中途半端に怪異入っていてよく判らない。これはもう、ミステリーどころかファンタジーですらなくて、ラノベだと思って読んだほうが良いのかもね。

それなりに需要はあるみたいだけど、これのファンって、腐女子5割、女子3割、女性1割、その他1割って感じじゃないのか? この先、どうしようかマジで悩む……。

少女怪談

2008年8月4日 読書
ISBN:4163270000 単行本 藤野 千夜 文藝春秋 2008/06 ¥1260
生き霊、呪い、神隠し? ……ロウ・ティーンの女の子4人がひょいと異界に足を踏み入れて。あやうい年頃の心模様を描いた傑作短篇集。

またしても表紙に釣られてしまった。この作家の作品を読むのは、これで三冊目。どれもこれも、面白くなりそうでならないまま終わってしまうのでツマラナイ。起承転結で言うと起だけで終わってしまう感じである。

コンビニ前で犬を盗んで勝手に散歩する美少女中学生、昔の同級生の生霊みたいなのに憑かれた喪男高校生。傘の形でからかわれる女子中学生。母子家庭の小さな女の子。その全てが、「だから何?」と言いたくなるような中途半端なところで終わっている。

恩田陸も長編だと後半はダレてグダグダになるけれども、藤野千夜は短編なのに盛り上がらないまま終わってしまうから、超劣化恩田陸を読まされている気分になる。とりあえず、表紙だけは良かった(笑)。

Holic Online

2008年8月3日 ゲーム
Holic Online
←拾ったのでレッドリボン軍になるw
 
 

ヤバス。ちょっと見学程度のはずだったのだが、土日でひたすら敵を叩きまくってたらLv30まで行ってしまった。これ以上やると、国内サービスが始まった時に、最初からやり直す気力がなくなりそうだ(笑)。Lv上げマゾいとか言う人もいるが、次のLvまで数十億とかで、死んだら先週の経験値まで戻ったりする鬼ゲームを体感した身としては、この程度は楽勝デス。まあ、経験テーブルを見ていないので、最終地点でどのくらいマゾくなるのかは不明ですが。確かに、初期Lvとしては、ゆるゲー程は上がりやすくなかったけど。

英語版オープニングは、こんな感じ。
Holic Online - Opening Video
http://jp.youtube.com/watch?v=he2Id6aZep0

国内向けデモムービー
http://jp.youtube.com/watch?v=S3Hu6N5m-YU&;;NR=1

誰かが作ったPV?
http://jp.youtube.com/watch?v=mXtHI0uOfdg

しかし、結構無理してるから地形が複雑なところで回転させるとカクカクになる。キャラが溜まっている街中も厳しい(笑)。本格的にやるなら、グラボどうにかしないとな。
ISBN:4044715025 文庫 丸本 天外 角川書店 2005/10/29 ¥540
キミ(たとえば使えない眼鏡小僧ランドゥーとか)の寿命と引き替えに願いをかなえてあげる―それが、下級悪魔ネピアのお仕事のはず。なのに今回は最強の大天使ルキフェルなんかと対決する羽目に。彼は、あのキュートな不思議ちゃん天魔プニエルを世界の存在を揺るがす“バグ”として抹殺すべく、人間界にやってきたのだ!悪魔っ娘ネピアの、ゆるくてマジカルな大冒険『喚ば飛び』予測完全不可能&絶好調!?な第2弾。

数ヶ月かかって、ようやく楽天反応した(笑)。やはり、品切れ状態になると検索機能死ぬのか……。
 
 
この作者は二作だけで終わっているが、早くも力尽きたのか!? 1巻と比べて酷い出来具合に驚く。ヒロイン独り語りによる暴走も痛いし、笑えないし、何より肝心の内容が無い様系とくれば、もう終わっている。

意味の無いドタバタコメディに終始したまま、意味不明な展開で、別に敵キャラが出てきて盛り上がる訳でもなく、主人公はイジラレるばかりで役立たずだし、一体、どこを褒めれば……。

そういえば、悪魔ネピアにやたらまとわり付く天魔プニエルの絡み具合が、ちょっと百合プレイ。全然盛り上がらないので、見所といえば百合プレイくらいしかないと思う(笑)。

笑う招き猫

2008年8月1日 読書
ISBN:4087460061 文庫 山本 幸久 集英社 2006/1/20 ¥580
男と並んで愛誓うより、女と並んで笑いを取る、それが二人のしあわせなのだ!駆け出しの漫才コンビ、『アカコとヒトミ』。超貧乏で彼氏なし、初ライブは全く受けずに大失敗。おまけにセクハラ野郎の先輩芸人を殴り倒して大目玉。今はぜんぜんさえないけれど、いつかはきっと大舞台。体に浴びます大爆笑―。夢と笑いとパワーあふれる傑作青春小説。第16回小説すばる新人賞受賞作。

青春小説だとばかり思っていたら、三十路手前の売れない女漫才師コンビが主人公だった。キャッチには「新しくて懐かしい、国民的青春小説」と書いてあるけど、三十路前だと青春を過ぎている気がする。個人的には、中学、高校、大学位までが青春で、社会人に片足突っ込んだら、もうそんな青臭い事は言ってはいけないと思う。

妙齢女性で、別に美人でもないし、背が高すぎるのでやや萎え気味で読み進む。悪くはないけど、もう少し盛り上がりが欲しかった。いかにもどこかにいそうな二人組はリアリティがあるけれども、もう一段高く夢見れる物語のほうが好みである。
最近、見に行ったゲームあれこれ
★疾走、ヤンキー魂(第二回クローズド)
http://www.yantama.jp/

本当は「ルーセントハート」を見に行きたかったのだが、当選せず……。やはりというか、お約束というか、こちらには当選してしまったので見に行った。なんか、ノートンさんが激しく反応してくれて、切らないと入れない(笑)。

これ、前作とほとんど変わってないじゃん。クソゲー臭がプンプン漂う。バイクで疾走から喧嘩モードに変わったけど、操作性がかなり最悪。ターゲット取りと攻撃と必殺技と移動が全部同じボタンってのは問題かと……。ちょっとズレたらパンチするつもりが敵集団に特攻してしまい、フルボッコに(爆)。

仕様がかなりショボイ感じのままなのに、やたらと重いし。クエストキャラが消えてたり、いないはずの場所に立ってたりするし、ここから完成させるのはかなり厳しそうだ。ヤンキーとレディースだけに、見た目も可愛くないからアバター的にも微妙。しかし、装備品をみると、ヤンキーとレディース以外にも謎のクラスが!? 王子とお嬢様か?

とりあえず、操作が同じマウスクリック、クリック、クリックで人差し指が攣り始めたので、少し参加しただけで断念。

★風林火山
http://furinkazan.mgame.jp/member/

ルナティアが全然始まらないので、同じ運営という事で見に行ったのだが、ゲーム以前の不具合が多すぎる。初回イン時点でバグがあり、ウインドウズの設定によっては、一度ウインドウモードにしないと永遠に入れないという地雷が! さらに、勢力選択画面でやたら止まって強制終了。運良くそれを乗り越えても、キャラ作成画面で強制終了。奇跡的にキャラ作成に成功して、インしてみれば最初に話しかけたNPCに強制終了! もうね、これは駄目!! PC破壊されそうなゲームなので5分だけやってアンインストール。内容以前に、PCクラッシャーな部分でクソゲーでした。

★キノスワールド パジャマの騎士
http://www.gmog.jp/kinos/

最近始まったばかりの2Dゲームなので、とりあえず見に行ったのだが、なんかグラフィックが激しくショボイ。これは小学生じゃないと喜ばないんじゃないのか!? スーパーファミコン時代初期のゲームかと思った。小さなお子様がちょっとだけ遊ぶには良いのかもしれないが……。内容は面白いのかもしれないが、見た目の衝撃で、これも5分で終了。どうせ横スクロールの2Dやるなら、これじゃなくて「ラテール」を選ぶと思う。

★ホリック(日本名はルナティア)
http://holic.netgame.com/

日本ではサービスされていないので、アメリカへと潜入。スキルが選択できるだけのクリゲーだから、目新しさはないけれども、これが一番まともかな? しかし、あまり本格的にやりすぎてレベルが上がると、日本版サービスが始まっても、同じ事を繰り返す手間が嫌で戻れなくなる可能性が……。今のところは、単なる予行演習的お試しプレイ。

出来なかった(TT)
☆ルーセントハート
https://lh.gamania.co.jp/

クローズド出来なかった……。運営がアホみたいにがめつい課金をしてくるし、見た目的には「ブライトシャドウ」のシステムを使いまわして作っただけの聖闘士星矢オンラインといった感じなので、中身には期待していない。

悶絶スパイラル

2008年7月31日 読書
ISBN:4778311027 単行本 三浦 しをん 太田出版 2007/12 ¥1470
三浦しをん待望のミラクルエッセイ最新刊!!描きおろし・爆笑「なんでもベスト5」大ボリュームで収録。

三浦しをんの新作エッセイを読む。初期の頃の様な腐女子妄想暴走系統ではなくて、ややオブラートされて大人しくなった感じである。腐女子には物足りない仕様なのかもしれないが、一般人にはこれくらいセーブ気味のほうが読みやすい。

それにしても、自分の喪女ぶりを自虐的なまでにネタにしているが、実際のところ、多少……でも直木賞受賞作家なのだから、十分モテる要素はあるんじゃないのか!?

妄想炸裂

2008年7月30日 読書
ISBN:4403540724 文庫 三浦 しをん 新書館 2003/11 ¥609
話題の爆笑エッセイが、文庫になって帰って来た!!東に西におもしろいマンガを小説を探し続け、心からホモ漫(ホモ漫画)を愛する。ある時は愛するバンドを追っかけ、またある時は、盆栽と戯れる。日常の中、炸裂し暴走する妄想は、留まることを知らない!!さすらうマンガハンター・三浦しをんが、書を求めて、今日も街をさまよう。

うーむ。読んだ筈なのに、読書データが残ってないのは何故……。多分、最初に出会った三浦しをんエッセイ。書名に違わず妄想炸裂状態。若手と腐女子には楽しいのかもしれないけど、あまりにも暴走しすぎでちょっとついて行けなかった覚えがある。面白くないとかいいつつも、結構読み進めたりしているので、自分で気がついていないだけど、本当は三浦しをんの事が好きなのかもしれないが(笑)。

それにしても、思いっきり少女マンガ風な表紙だな。こういう表紙には、ついつい釣られてしまう。

 

2008年7月29日 読書

愛はさだめ、さだめは死
ISBN:4150107300 文庫 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 早川書房 1987/08 ¥756
自然と本能のまえにとまどう異星生物のライフサイクルを、斬新なスタイルで描き、1973年度ネビュラ賞に輝く表題作ほか、コンピュータによって他人の肉体とつながれた女の悲劇を通して、熾烈な未来社会をかいま見せ、1974年度ヒューゴー賞を獲得したサイバーパンクSFの先駆的作品「接続された女」、ユカタン半島に不時着した飛行機の乗客が体験した意外な事件を軸に、男女の性の落差を鋭くえぐった問題作「男たちの知らない女」など、つねにアメリカSF界の話題を独占し、注目をあつめつづけたティプトリーが、現代SFの頂点をきわめた華麗なる傑作中短篇全12篇を結集!

「たったひとつの冴えたやりかた」ほど面白く感じられないのは、短編だからだろうか。どれも出来は良いと思うのだが、やはりSFを背景世界等の予備知識が不足したままで、限られた字数で追うのは辛い。短いから、語られない部分があまりにも多すぎる。それにしても、こんな硬質な作品の書き手が女性とは驚きである。当時、SF者が男性作家だと思い込んでいたのも仕方が無い気がする。

とにかく、普通じゃない内容のものが多く、背景設定も難解なのが多いので読み難い。おまけに、短編なので与えられる情報も限られているから、さらに読み難い。異星生物が主人公だったりするので、ますます読み難い。かなり読み込んだ上級SF者じゃないと厳しい気がする。もっと楽なSFで修行してから出直して来いという事か(笑)。ティプトリーを読むなら、無難に「たったひとつの冴えたやりかた」から始めたほうが良いかもしれない。

サイバーパンクの先駆みたいに言われている短編は、遠隔操作出来る人型で新しい人生と恋を手に入れるブスが出てくるのだが、サブカルチャー的表現で言うところの「中の人」になるのである。しかし、未来世界のシンデレラはハッピーエンドで終わってくれない。これに限らず、バッドエンドが多い短編集だった。

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