桃色シンドローム 2
2009年2月3日 アニメ・マンガ変態と魔法少女見習いによるゆとり生活第2幕!海、怪談大会、嵐の山荘とお約束の夏展開にエロゲ要素を期待しつつもさらに斜め上に突き進む変態スミヤ。現役兵器少女・727号も乱入し、事態はさらに混乱の様相を!?
本当は兵器なのに、変な人に拾われてしまったものだから、魔法少女として修行させられてしまうモモ。隣に住んでいる小学生みたいな小さい子先生という王道キャラも混じり、グダグダな展開になるが、あんまり活躍しないしギャグも訳判らなくて2巻にしてついていけなくなってきた。
小さい先生の事が好きな百合属性まで出てきて事件になりかけるが、それすらグダグダな展開に。表紙にいる謎の金髪がなかなか登場しないと思っていたら、最後のほうで出てくるのだが、こいつも人間じゃなくて兵器なのか。
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桃色シンドローム 1
2009年2月3日 アニメ・マンガアキバのエロゲーショップの地下に眠っていた少女は大戦中に作られた兵器人形だった!?だが発見者のスミヤにはそんなことはどーでもよく、少女に「魔法少女モモ」と命名し、共に暮らすことにしたのだった。スミヤとモモのマジカルでハレンチな生活が今始まる!?
秋葉原へ買い物に来たヲタ青年が、店で転倒して何故か謎の地下室へ。そこには裸の少女が寝ていた。思わず出た鼻血でエネルギーが供給され、稼動開始。それは女の子に見えるけど、旧日本軍が開発した兵器だった。
それにしても、初っ端から分子変換か何かで、無から衣類を作り出しているのだが、こんなテクノロジーがあったら日本軍はアメリカ軍どころか地球連邦軍にだって負けないだろうに。
という突っ込みはさておき、いきなりのオーバーテクノロジーに驚いた青年は、彼女を魔法少女として育てようと画策するのであった。まあ、クラークの法則にも「充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない」というのはあるけどさ……。
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団地の奥から用水路をたどると、そこは見たこともない野原だった。「美奥」の町のどこかでは、異界への扉がひっそりと開く―。消えたクラスメイトを探す雄也、衝撃的な過去から逃げる加奈江…異界に触れた人びとの記憶に、奇蹟の物語が刻まれる。圧倒的なファンタジー性で魅了する鬼才、恒川光太郎の最高到達点。
今回も不思議な物語が五編でハイレベル。短編なのだが、物語の舞台や設定、登場人物が少しずつ繋がっている。時系列は順番ではないので、全部読まないと全ての繋がりが見えてこない。美奥という妖しい場所に魅入られる。
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戦国時代の中国、特異な非攻の哲学を説き、まさに侵略されんとする国々を救援、その城を難攻不落と化す謎の墨子教団。その教団の俊英、革離が小国・梁の防衛に派遣された。迫り来る敵・趙の軍勢は2万。梁の手勢は数千しかなく、城主は色欲に耽り、守備は杜撰であった。果たして革離はたった一人で城を守り通せるのか―史実を踏まえながら奔放な想像力で描く中島敦記念賞受賞作。
第104回直木賞候補作。
中国が秦によって統一される前の乱世が舞台。当時、非攻を是とする謎の集団がいた! 頼まれた弱小国に赴き、無条件で敵から守るのだ。たった一人で燕の小城を守りに来た墨家教団のひとり、革離。攻め寄せる趙の大軍を前に、女子供まで総動員して敵に当たる。
墨家って恐ろしいな。ある意味、究極の全体主義だな。ヒトラーやスターリンがやったみたいな、誰か1人の為の全体主義ではない。まるでスタートレックに出てくるボーグみたいに個を排除して統制の取れた全体主義。こんな、蟻みたいな軍隊になってしまえば、そりゃ趙の軍隊は苦戦するだろう。
そんな革離が、最後の最後で敵の計略を見破られないとは、物語としては小奇麗な終わり方だけど、非常に嘘っぽい。機械のように理論武装しても、人間の感情までは計れないのである。信賞必罰は必要だけど、何事もやりすぎは良くないです。
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パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト
2009年2月1日 映画謎とロマンに満ちたカリブ海を舞台に、前作「呪われた海賊たち」を遥かに凌ぐ空前のスケールで贈る驚愕のアクション・アドベンチャー!今作では、船乗りなら誰もが恐れる“深海の悪霊”が登場。かつてジャック・スパロウは自由のために、ブラックパール号の船長として13年間を過ごした後“深海の悪霊”の幽霊船フライング・ダッチマン号で永遠の労役に服するという“血の契約”を交わした。そして約束の年、使者がやってくる…。
TVで放送されたので観た。この手の登場人物は完全無欠というのが普通なのだが、この映画に関しては、肝心なところでドジ踏んだりして、妙に人間臭い。特にジャック・スパロウ!
今回もジェットコースター・ムービー仕様でどんどん突っ走るが、敵になるのは幽霊船。海洋生物と合体した化け物みたいな奴ばかり乗っている。特に幽霊船長の顔が触手うにょうにょで、かなりキモイ。某暗黒神話体系からやって来たのかと思った(笑)。
今回からティア・ダルマというブードゥー魔術師が登場するのだが、男勝りなヒロインのエリザベス・スワンよりも気になる。ブードゥー魔術的なカオス系統の色気がムンムン漂っていて超エロい。
ラストでジャック・スパロウがクラーケンに襲われて……。えーっ!! 凄く中途半端に終わってるじゃないか。マトリックスの二部と三部みたいに、思いっきり繋がっている感じだし、これは単品では観られない。続きが気になる。
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お嬢様と無人島!?―葉っぱ水着パラダイス
2009年1月31日 ???降り注ぐ太陽、打ち寄せる波…目の前には、なぜか葉っぱ水着のお嬢様!「エッチな目で見ちゃダメですわ!」ワガママお嬢様・凛と島に住む少女・ハルカと過ごす無人島生活。
これでもノーマル仕様で指定無いのか。密林の基準はよく判らんよ。この作者の著作で、何故かメイドお嬢様な一冊だけが指定受けてしまっているし。
台風の連続襲来で、島に隔離されてしまった主人公とツンデレお嬢様。夏の孤島で邪魔者がいないとなれば、エロだろうがハリウッドだろうがハーレクインだろうが、結末はもう決まっている訳で(笑)。
サブタイトルの葉っぱ水着というのが笑える。しかも本当に作っているし。それにしても、超過疎の島だけど、ちゃんと人が住んでいるのだから無人島じゃないのでは!? ジモティーの女の子も出てくるし。
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ワシントン・ポスト紙の記者ジョン(リチャード・ギア)は妻メアリーと幸せな日々を送っていたが、突如の交通事故で彼女は死亡。しかしその際、彼女は謎の言葉を遺した。それから2年後、ジョンは見知らぬ町で不思議な事件に次々と遭遇し、やがてメアリーの死に繋がる手掛かりを発見する…。
予告編を見る限りでは面白そう。という事は、きっと本編観るとガッカリする部類なのだろうと期待せずに挑む(笑)。
勝ち組夫婦が大きな家を購入直後、車にぶつかりそうになった正体不明の何かを避けようとして事故に遭う。頭を強打した妻は入院するが、検査の結果、脳内に腫瘍が見つかり、一気に悲劇へと向かう。
病死するまでの間に妻が書き遺したものに混じっていた、羽の生えた不気味な何かの絵。その後、リチャード・ギアは夜中に車を運転していて、ある町へ迷い込むのだが、そこでも不気味な事件が多発。正体不明のモスマンという存在から、未来に起る出来事のヒントを与えられるのだが……。
最後まで観てもよく判らないままで、気味の悪さだけが残った。結局、お化けが出てくるホラーじゃなかったんだね。
評価:B
リチャード・ギア主演の映画は、何故か微妙作が多い。
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空と月の王 2 約束のカケラ
2009年1月28日 このライトノベルがすごい?マユに出会って、一緒に旅をするようになった鎮魂屋の少年トキ。しかし召喚師でありお尋ね者のマユには賞金稼ぎの襲撃が絶えない。ある時、2人組の賞金稼ぎが放った毒針によって、ヒューゴが倒れてしまった…!解毒薬を求めて一人でキダニの街へ行ったマユを心配しあとを追ったトキは、マユを逃がすために宣教隊に捕らえられてしまう。だが宣教隊の隊長ナツキから、彼は驚くべきことを告げられた。トキが見る不思議な夢は『神』の声であり、彼は神の地に住むことを許された人間だというのだ。辺境にとどまってマユとともに旅を続けるか、神の地へ行くかの選択をせまられるトキ。彼の決断は?好評異世界ファンタジー第2弾。
マユを狙う賞金稼ぎのはずなのに、何故か味方キャラ化してしまっているキィラさん。マユの守護者ヒューゴからはお子様認定されているらしく、何故か反撃されず。それどころか、別の賞金稼ぎに狙われて、一緒に戦う羽目に。
そこへ登場するヘタレ主人公は、徹頭徹尾、何の役にも立たない駄目キャラな気が……。何でこうも、やる事成す事ダメダメで、ヘタレになっているのか。少しくらい戦力になる能力を付けてあげないと、これでは哀れすぎる。
今回は宣教隊にまで追われ、大変な事になるのだが、ヘタレ少年がどんどん状況を悪化させてしまうから、これでは要らない子じゃないか。少しくらい役に立とうよ……。
世界設定に関して、まだまだ謎に包まれた部分が多いのだが、ここまでで止まっており、続きが出ていない。ひょっとして、これも打ち切り放置プレイなのか!?
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空と月の王
2009年1月28日 このライトノベルがすごい?死者の魂を鎮め、土地の浄化を生業とする駆け出しの“鎮魂屋”トキは、“宙に浮かぶ右手”の相棒「タマ」とともに、霊害によって住人が逃げ出しているシンカという街にやってきた。そこで、元気なんだけどどこかはずしている不思議な少女マユと、口を訊かない従者ヒューゴに出会った。マユはご禁制の業を使う“召還師”で、それも腕の良さからお尋ね者になっているのだという。そして、このままでは「この街シンカは神の怒りに触れた土地、イツクラと同じ運命になる」といった。伝説の『マガモノ』とは何か?そして世界の運命は!?実力作家が贈る異世界ファンタジー開幕。
世界崩壊後の世界。過去に何が起こったのか黒歴史化しており詳細不明だが、戦争で人類滅亡寸前まで行った感じである。未来世界か、平行世界における未来世界かと思っていたら、異世界設定らしい。妙な能力を持った人々がたくさん出てくるしね。
主人公は駆け出しの鎮魂屋で、彷徨う魂を鎮めるのが仕事なのだが、辿り着いた町は幽霊ウヨウヨのとんでもない状況になっていた。そこで、存在すら異端とされ、教団から追われ続けるマユと出会うのだが、過去から物を取り寄せるという特殊能力者で、人間兵器みたいなヒューゴという謎の男まで過去からお取り寄せしてしまっている。
このヒロイン、キャラ比較イラストだと小さいのだが、表紙だと大人っぽくて小学生相当の年齢には見えない件!
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007 ユア・アイズ・オンリー
2009年1月25日 映画ミサイル誘導装置ATACと共にイギリスの情報収集船が沈没。政府の要請で海洋考古学者が探索に取り掛かるが、何者かに殺害される。事件の鍵を握る謎の大富豪クリスタトスを追って、ボンドはギリシャへと向かう。ATACの行方を巡り、KGBとの駆け引きが遂に始まった! シリーズの原点に立ち返り、アクションをフルに生かしたテイストが斬新! ボンド映画の中でも特に完成度が高く、007ファンにも人気の高い一作だ。ボンド・ガール、ロケーションはシリーズ屈指の美しさ。スキーVSバイクのスキーアクションも圧巻!
アルバニア沖で英国の電子監視船が機雷で沈没する。見た目は漁船で、普通に漁をしているのだけど、秘密部屋に入るとそこは……。魚を取る網で機雷まで巻き上げたので死亡フラグが立ってしまうのだが、潜水艦に核ミサイル攻撃を指令するATAC送信機を装備していたから大変な事になる。このATAC送信機をめぐって悪党とボンドが対決。
今回のボンド・ガールは、悪党に両親を殺されたメリナ。演じるのはキャロル・ブーケで、やはり美女。ボンドとメリナが車で悪党から逃げるシーンは、道路じゃないところを無理やり走ってショートカットしまくるのが笑える。なんだかルパン三世のカーチェイス状態みたいだ。
評価:SA
主題歌「For Your Eyes Only」を歌うシーナ・イーストンがオープニング・タイトルに登場。
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007 リビング・デイライツ
2009年1月23日 映画“M”の命令でKGBのコスコフ将軍の亡命を助けたボンド。しかしイギリスに渡った将軍は何者かによって拉致されてしまう。その事件の陰には武器商人、ウィティカーの存在があった! 歴代ボンドの中でも最もクールと評価の高いティモシー・ダルトンが四代目ボンドとして初登場! 秘密兵器を満載したボンド・カー、アストン・マーティンが大活躍するアイスチェイスやスカイアクションの醍醐味がたっぷり!
ティモシー・ダルトン主演の007だが、僅か二作で終わっているとは知らなかった。圧倒的にショーン・コネリーとロジャー・ムーアが多い。ティモシー・ダルトンは批判もあってか二作だけという可哀想な事に。まあ、ジョージ・レーゼンビーなんてショーン・コネリー主演作品に埋もれて黒歴史状態だし、二作出ただけマシか……。
ソ連から亡命してきたコスコフ将軍が何者かに拉致されるが、真の黒幕が見えてくるまでに状況が二転三転して慌ただしい。ボンド自身も拉致されてアフガニスタンへ。ソ連軍が侵攻して内戦中だったので、実際の撮影はアフガニスタンではなくモロッコで行われたらしいけど。
今回のボンド・ガールも美女である。表向きは女流チェリスト、裏では諜報部のスナイパー? 東側陣営のカーラ・ミロヴィ。演じるのはマリアム・ダボ。
評価:SA
アフガニスタンでムジャーヒディーンは出るけど、ランボーは出なかった。
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エンドレス・ワーカーズ―働きすぎ日本人の実像
2009年1月22日 読書残業する理由のトップは「時間外手当を稼ぐため」ではなく「業務量が多すぎる」ため。長時間働いてもストレスを感じないで仕事をする人もいる。年休消化は病欠の補填に使われることが多い―。厖大なアンケートから現代日本の勤労者の実態と本音を読み取る。
働きすぎの日本人について、長時間労働を軸に論じている。方向性は良いのだが、自分が思う数値から外れているものをデータから除外したりするのは不満である。恣意的な取捨選択をしては、正統なデータとは認められないだろう。数値がブレるのは母体数を増やす事で対処すべきだと思う。残業込み300時間以上/月なんて黒企業は山ほどあるのだから、数値が想定した範囲から飛び出していても除外しないで貰いたい。
働きすぎとは言っても、本書に出てくる数値はまだまだ甘い。きっと、ある程度優良企業とされるところからしかデータを取っていないのだと思う。長時間労働を問題とする切り口が評価できるだけに、少し残念である。
サービス残業という言葉があるが、これは自主的にやっているようなニュアンスが感じられるので、違法強制労働と名称を変更して貰いたいところである。長時間労働だけでなく、非正規雇用についても問題にしているが、正規雇用の人が給料高いのは、何でも言う事聞きますよという社畜手当て込みの値段なのだから、一概に同じ仕事をしているのに給料が違うとは言い切れないと思う。有給休暇の未消化については……。有給休暇って何ですか? それ食べたら美味しい? 黒企業しか知らないから、有給休暇取れる会社がこの世にあるのが信じられない。まあ、有給休暇に関しては単なる都市伝説だと言う事で(苦笑)。
長時間労働している人ほど転職志向というデータについては、キャリアアップのために頑張って自分を高く売ろうというのではなくて、単に「これ以上働いたら死ぬ! もう少しマシなところに転職しよう」というのが実情のような気がする。
結局、家畜人ヤプー(日本人)には、社畜になって過労死するか、無職となって餓死するかの二択しか無いんだよな。もし運良く優良企業に勤めているなら、何があっても辞めるべきではない。基本的に、転職市場には黒企業しかない。新卒で入る人は黒企業ランキングに入っている企業(検索エンジン使ったらわかります)と、日本チェーンストア業界関連は避けたほうが良い。毎日20時間労働で食事休憩1回のみ、年間で6000時間以上働かせる黒企業が混じっているから!
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釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束
2009年1月19日 映画西田敏行と三國連太郎共演による人気シリーズの通算20作目。会長就任挨拶の壇上で言葉に詰まったスーさんはショックを受け、突然行方不明に。スーさんの妻・久江に泣きつかれたハマちゃんはわずかな手掛かりを元に岡山へスーさんを探しに行くことに。
本当はこれも順番に攻略したいのだが、TVでやっていたのでとりあえず観た。スーさんが社長から会長に昇格、しかし実際にはプチ引退状態。燃え尽き症候群みたいになったスーさんがいきなり失踪。
会長の奥さんに頼まれて、ハマちゃんは極秘でスーさんを探しに行く事に。しかし、潜伏現場と思われる岡山県へ行って、ハマちゃんは釣りをしている! たまたま通りかかったスーさんが釣り人と化したハマちゃんを見つけるのだが、それ役割が逆ですからっ!
スーさんがいた町では、大型リゾート計画に反対運動が起こっているのだが、そのリゾート建設を請け負うゼネコンは鈴木建設だった……。
評価:B
それにしても、こんな釣りバカを抱える事が出来る鈴木建設はなんて偉大なんだろう。ハマちゃんがどうやって就職したのか謎である。
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007 ゴールデンアイ
2009年1月18日 映画ボンドは強奪された兵器「ゴールデンアイ」の追跡調査のためロシアに向かう。だが、そこには世界経済破壊計画を遂行する国際犯罪組織「ヤヌス」の陰謀が。しかもボンドを待ちかまえていたのは、任務遂行中に死んだはずの006だった……!
007シリーズは、中途半端に攻略が頓挫したままで、これは手付かずだったのだが、TVでやっていたので無料という事もあり、観てみた。ピアース・ブロスナンのボンドも似合っていて良い。美女がたくさん出てくるので、今回のボンド・ガールは誰なのかと思いきや、最初にちゅっちゅしているのは脇役で、そのすぐ後に出るのは敵キャラだった。
ソ連も消え去り、敵はどうなっているのかと思ったら、国際犯罪組織ヤヌスなんてのが出来ているんですな。いつになっても悪は不滅か(笑)。今回は、ロシアの秘匿兵器が奪われてしまい、世界の危機に。次から次へとピンチになるジェットコースター仕様で、007は大変だなぁ。
評価:SA
こんな超兵器がテロリストに渡ったら、もうやりたい放題だろうなぁ。
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ハリー・ポッターと炎のゴブレット
2009年1月17日 映画世界の三大魔法学校が魔力を競い合う“三大魔法学校対抗試合”の代表に選ばれてしまったハリーは、これまでに体験したことのない試練に直面する。J.K.ローリング原作のベストセラー小説を映画化したシリーズ第4弾。
これでハリーポッターも四作目だっけ? 子役をそのまま起用しているので、育ちすぎて違和感タップリ。かと言って、今更役者変更なんて出来ないだろうし。設定と見た目が合ってないので変な感じである。ハーマイオニーなんて、もう完璧に色気出てお姉さんだし(笑)。
本当は年齢制限で出られない筈なのに、何故か三大魔法学校対抗試合に選ばれてしまったハリー・ポッター。本人は出る気無いのに強制で、しかも周りの学友からはインチキをして選ばれたと勘繰られてプチ虐め状態。ハブられて可哀想である。
竜の宝を奪ったり、水中で囚われた親友を救助したり、ラビリンスにあるゴブレットを取りに行かされたりと、何度も死にそうな目に遭いつつ……。ラストでついに敵ボス復活ですか! これは続編が気になる。
評価:SA
非常に出来が良いのだが、ハリー・ポッターで大当てする前の作者は家賃すら払えず、自殺まで考えたそうな……。人生、どう転ぶか判らないね。
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エナメルを塗った魂の比重<鏡稜子ときせかえ密室>
2009年1月16日 読書青春は美しくない。私の場合もそうだった。二年B組に現れた転校生。校内で発生した密室。それらを起点として動き出す、不可解な連中。コスプレを通じて自己変革する少女。ぐちゃぐちゃに虐められる少女。人間しか食べられない少女。ドッペルゲンガーに襲われた少女と、その謎を追う使えない男。そして…予言者達。私は連中の巻き起こす渦に呑まれ、時には呑み込んで驀進を続けた。その果てに用意されていたのは、やはりあの馬鹿げた世界。…予言。あの時の私は、それで何を得たのだろうか。ま、別に知った事じゃないけどさ。
キチガイファミリー鏡家シリーズの二作目。フリッカー式で出てきた姉、鏡稜子が出てくるが、物語の中心線におらず、傍観者っぽい立ち位置にいるので、主人公っぽくない。視点も鏡稜子基準ではないし、これって誰が主役なの? まだ鏡稜子が学生なので、フリッカー式よりも昔の話となる。
いきなり出てくるのが人喰いキチガイ。その他にも、ドッペルゲンガー? とか、預言者とか、コスプレ女とか、頭おかしいやつらのオンパレードで、相変わらず狂っている。出血多いし、ゲーム感覚で人が死にまくるし、ノワールというよりも、単にキチガイ小説な感じ。虐めシーンは反吐が出そうになる。思わず★ひとつにしようかと思ってしまった。まあ、最後に立ち位置がガラリと変わるので、不快感も多少は拭えたが……。
やはり、ゲーム感覚で嘘っぽくて、人は死ぬけど何から何までフェアじゃないし、有り得ない設定だらけだし、実は現実じゃなくてヴァーチャル・リアリティでした、とかじゃないと納得は出来ない内容だな。物語というよりは、読むドラッグ。
これも、ゆとりな子が好みそうな内容だな。
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1000の小説とバックベアード
2009年1月15日 読書僕は「片説家」。「小説家」と違って、純粋に「特定の個人に向けて物語を書く」仕事だ。そこにあるのは、創作とはいえないリクエストとマーケティングだけ。いや、正確には「片説家」だった。四年間この仕事をしてきたが、今さっき解雇されたのだ。27歳の誕生日だというのに…。あてもなく過ごしていたところへ、「私のために小説を書いて欲しい」という女性が現れた。奇しくも、失踪しているという彼女の妹は、かつて僕のいた会社が、片説の原稿を渡した相手だという―。
バックベアードって水木さんのアレか!? と思ったら、やはり……。
万人向けではなく、顧客に頼まれて、読み手が一人だけの物語を書くのが片説家である。片説家として四年間も仕事をしてきたのに、二十七歳の誕生日にいきなり解雇。そこから読めない書けない状態に陥るヘタレ青年。
そこから物語に害悪を及ぼすとされるモノと関わったり、殺されそうになったり、普通の人間が行けない図書館に拉致監禁されたりするのだが、訳が判らない。作者のお遊びというか、実験みたいなものが混ぜられまくりで、しかも文章が鼻につく。森見作品も鼻がつくけど、エンタとして完成されているから普通に読める。しかしこれは実験作臭すぎて楽しめない。
瘴気がプンプン臭う怪作ではあるけれども。三島由紀夫賞って、こういう香ばしいのが好み!?
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子供たち怒る怒る怒る
2009年1月14日 読書過去の呪縛から逃れるため転校した神戸の小学校では、奇妙な遊びが流行っていた。「牛男」と呼ばれる猟奇連続殺人鬼の、次の犯行を予想しようというのだ。単なるお遊びだったはずのゲームは見る間にエスカレートし、子供たちも否応なく当事者となっていく―(表題作)。新世代文学の先鋒が描き出す、容赦ない現実とその未来。ボーナストラックとして書き下ろし二編を収録。
短編6つだが、どれもこれも殺人鬼やキチガイばかりでウンザリしてくる。無茶苦茶で、意味不明で、不条理なのばかりだ。校内で大量殺戮を始める高校生四人組とか、苦しみまくって病死した少女の遺体が絡んで、関わった人間が死にまくる話とか、黒いものばかり。命の重みが微塵も感じられない、ゆとり世代が好みそうな狂気の缶詰。
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冴えない大学生の「安倍」は、「京大青龍会」と名のる謎のサークルに勧誘され、「ホルモー」に巻き込まれていく…。恋に戦にチョンマゲに、京都の街で巻き起こる疾風怒濤の狂乱絵巻。「鴨川ホルモー」ここにあり!
コミックになったので読んでみた。原作に忠実なので目新しさは無いのだが、女の子が文章で読んだ際に想像していたクオリティを超えている。特に凡ちゃん! こんな可愛い大木凡人がいたら怖いから(笑)。それはそうと、大学生なのに、何で表紙はセーラー服……。
ちなみに映画では栗山千明が凡ちゃんですか。栗山千明では無理なんじゃないかと思ったが、ちゃんと地味なブサイクに変身している。やはり、美女をブサイクにする方が、逆より簡単な訳で。整形とかの広告も、本当はビフォーとアフターが逆で、綺麗なモデルにブス化粧してるんじゃないの?
一度で良いから鴨川ホルモーやってみたい。京都産業大学玄武組、龍谷大学フェニックス(旧・朱雀団)、立命館大学白虎隊、京都大学青竜会の四チームで争うのだが、何で同志社が入ってないのかと思っていたら、黄龍陣という五番目のチームが戦時中の混乱で消滅してしまった様である。
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